自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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(ウラギンシジミの性比の調査)
越冬中のウラギンは♂が♀に比べて少ないと云われていますが実際にはどうなのだろう?という調査です。 もしその通りなのだと判明すれば次には何故♂が少ないのだろう?とか何故それが繁殖する上で問題とならないのだろう?等へと進みたいのです。 同じ調査(注1)を昨年も実施致しましたが、昨年わかったことは以下の通りです。 ○調査を始めた時点11月22日ですでに♂:♀=3:7の割合であった。(注2) ○以降は♂♀共、徐々に個体数が減少するが性比自体は殆ど変わらなかった。 ○従い、♂の個体数が♀に比べて減少する時期は秋型の出現時期以降で、且つ越冬体制に入る以前であろうと推測出来た。 さて今年は昨年の反省を踏まえて調査の月日を早めることにしました。 ところが思わぬ事態に直面したのです。 即ち、ウラギンは未だ飛び回っていてカウント済みの個体とそうでない個体との区別が出来なかったことと、越冬体制に入っていない為か葉裏にじっとしている個体の数が少なかったことです。 そんな中での調査結果は以下の通りでした。 いずれも静止中の個体のみカウントしています。 11月1日;♂1頭 ♀2頭 不明個体3頭(注3) 11月7日;♂3頭 ♀5頭 不明個体2頭 11月14日:♂3頭 ♀13頭 不明個体2頭 この結果は昨年とほぼ変わりません。 やはり越冬体制に入る以前にすでに♂は♀に比べて個体数が減っているようです。 この要因ですが、つい最近まではまるで見当もつきませんでした。 しかしbanyanさんとnaoggioさんが秋期に於けるウラギンの交尾カップルをアップされていましたので、これにヒントを得ました。 つまり「ウラギンの♂が♀に比べて少ないのは秋期に交尾を終らせてしまった為、♂が用済みとなったからではないか?」と♂には物悲しい仮説に至ったのです。 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 (注1)調査法=越冬中のウラギンの翅の上から息を吹きかけて、わずかに開いた翅の表の色を見て判断する。 (注2)内訳 ♂8頭 ♀17頭 不明12頭 (注3)不明個体 =高い位置で越冬中のため手が届かず♂♀の確認が出来なかった個体 #
by clossiana
| 2011-11-27 20:20
| 蝶の不思議
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先日、偶然にオオムラサキの幼虫を見つけたのですが、その場所へ再度行ってみました。
そろそろエノキの葉の黄変に合わせて体色に変化が現れているのでは?と思ったからです。 ところが現地に着いてみると。。あらら、すでにエノキの幼木の下の方の枝は葉が殆ど落ちてしまっていたのです。 「う〜む、こりゃあ来るのがちと遅すぎたかな。。」 「この分じゃあ幼虫達はきっともう幹を下ってしまっているに違いないな」 などと思い乍らも気を取り直して探し始めたのです。 すると間もなく同行のp女史が黄色と茶の混ざった葉上に幼虫を一頭見つけたのでした。 でもそれはゴマダラでした。 オオムラサキに比べるとスリム感がないので、この頃ではパッと見ただけでも判断が出来るのです。 「しめしめゴマダラか。。よ〜し、それならオオムラサキの方は自分が見つけよう。。」と内心では対抗心を燃やしていたのですが何せ相手は幼木ですから、くまなく探すといってもアッという間に終ってしまい、結局他には何も見つけられなかったのでした。 ところが次の瞬間です。 「あっ、オオムラサキ見つけた!」と女史の勝ち誇った声。 「またしても女史に先を越されたか。。」と内心の動揺を隠しつつ女史の指差してる先を見てみると何と今にも風で吹き飛ばされそうな枯葉。。 その丸まった枯葉の中にすでに茶色に変身したオオムラサキが鎮座していたのでした。 「そうか。。未だ幹を下っていない幼虫がいたんだ、でも最後の幼虫に会えたのはラッキーだな。。」 などと思っていたら何と女史が続けざまに次々と全部で10頭前後の幼虫を見出したのです。 それらは全て同じ様な枯葉。。今にも風で飛ばされそうな枯葉上から見出したのでした。 というのも池の脇に生えているエノキですから葉っぱごと風に飛ばされてしまったら池ポチャなのです。 それで「国蝶なんだから助けてやるか。。」と考え、もう少し安全な場所へと移動させるべく枯葉をとろうと引っ張ったのです。 そしたら何と枯葉の柄の部分が糸でしっかりと固定されていて簡単には取れなかったのです。 それで「えっ?そうだとすると?」と考え込んでしまいました。 何かが腑に落ちないのです。 茶色の葉に茶色の幼虫、そして柄の部分は糸で固定されている。。何の不思議もないように思えます。 でも何かが引っ掛かる。。 「そう、この幼虫達は一体ここで何をしているのか?」 「何故ここにとどまっているのか?」がわからないのです。 オオムラサキの幼虫は本格的な越冬の際には幹を下る筈ですから私はこの幼虫達が未だ活動中なのだろうと考えています。 つまり「気温の高い日などには上の方に未だ残っている葉を摂食し、終ると自分の吐いた糸を伝って元いた枯葉にまで帰って来ることを繰り返しているのではないだろうか?」との仮説です。 この点について図鑑で少し調べてはみましたが、オオムラサキ幼虫のこの時期の行動についての記載は少なくて余り参考にはなりませんでした。 それでどなたか御存知の方がおられましたら教えて下さい。宜しくお願い致します。 #
by clossiana
| 2011-11-19 00:30
| 蝶の不思議
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Comments(10)
毎年、この時期になりますと越冬ムラサキツバメの個体の消長を中心に観察をしてきました。
近くの公園内の遊歩道に沿って一定の観察ルートを設け、そのルートを一周する間に見出せたムラツの個体数をカウントし、その推移を記録するという方法です。 ところで昨年と一昨年ですが同じ方法で個体数のカウントをした結果、個体数のピークが二つの山となる現象が見られました。 (下のグラフを参照して下さい) どうしてこんな風にピークが2度出来るのでしょうね? と云う訳で今シーズンはこの謎に取り組んでみたいと考えています。 ただし余りに張り切ると息切れしてしまいますので、ゆっくりと焦らずにやるつもりです。 しかし結論としては何もわかりませんでした。 確かにマテバシイの成葉の裏側には沢山の卵がベタベタと産みつけられていました。 しかし孵化した幼虫は見た限りでは殆ど新葉に到達出来ていないように見受けられました。 その後に調べてみたのですが観察をした何ヶ所かの樹では新葉の幼虫の個体数密度は余り高くなかったのです。 そのせいかどうか今シーズンは目下のところは余り個体数が多い様には見受けられません。 それで来年以降に持ち越しとなりました。 ※グラフはクリックすると拡大します #
by clossiana
| 2011-11-11 19:00
| シジミチョウ科
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Comments(8)
九州と本州のごく一部以外ではすでに幻化して久しいオオウラギンですが、先日撮ってきた写真を何気なく見ていたらドキッ!とすることがあったのです。
「こ、これはまさしく♡マークだ!!」 そして挙句には「う〜む、これは可能性を捨てきれないぞ。。」 それで、この写真を撮ったときのことを思い出してみると。。 確かあの日は晴れてはいたものの気温は低いし、それに時期が時期でしたから特に何かを期待していた訳でもなく、ただ日向ぼっこをしているタテハ類を追い掛けてみたりしていたのです。 でもそんな中でヒョウモンの一種がアザミで吸蜜をしていたのでした。 「気温が低いからそんなに敏感ではないだろう。。」 「それにもうかなりのスレだから撮らせてくれるだろう。。」 と思って不用意に近づいたのが間違いのもとだったのです。 吸蜜中のヒョウモンはちゃんとカメラを構える前にさっそうと飛び立ってしまったのでした。 でもその時は「意外にケチだな。。」とは思ったもののウラギンだと思っていましたから何の気残りもありませんでした。 「あの時はもう少し慎重に近づくべきだった。。」 「もう少し新鮮な個体だったら。。」 「せめてピンが合っていれば。。」 と後で色々と後悔はしたものの全てはもうあとの祭り。。 「アイツは常日頃からかなり怪しげなことばかり言っている奴だ。。」 「アイツの妄想癖は何とかならんのか。。」 「アイツは本当にオメデタイ奴だ。。」 と思われている方も多いのでしょうが少しの間は夢を見ることが出来て幸せでした。 #
by clossiana
| 2011-10-26 21:09
| タテハチョウ科
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Comments(2)
昨年の9月7日〜11月13日にかけて4回に分けてトイレ内で秋眠中のヒオドシチョウをアップさせて頂きました。
ヒオドシチョは初夏に姿を見せた後、何処に雲隠れするのか、そのまま翌春まで姿を見せません。 ○夏眠場所から動かずに秋冬を過ごすのだろうか?つまり夏眠場所=越冬場所なのだろうか? ○夏眠場所と越冬場所が違うとすれば、ある時期には移動をしていることになりますが、何故、移動する場面が目撃されないのだろうか? ○夏〜翌春まで水分を含めて何も摂取していないのだろうか?何かを摂取しているのだとすれば何故目撃がされないのだろうか? ○秋になるとヒオドシ以外の夏眠していた蝶達はその姿を現わすのに何故この蝶は見られないのだろうか? ○そもそも何処に雲隠れしているのだろうか? 等々、謎の多い蝶です。 ところでそのヒオドシチョウですが昨年と同じトイレに今年もいることに気がつきました。 9月20日のことです。 しかし昨年と違って今年はトイレの天井の隅にいたのです。 それでその場所が少し高すぎたのと、見つけた日が雨天でしたから暗すぎて思う様には撮れませんでした。 それで再度、良く晴れた日にチャレンジしようと思っていた矢先に再訪のチャンスが巡ってきました。 幸いなことに天気は秋晴れ、絶好の撮影日和でした。 しめしめとばかり、出かけたのは言うまでもありませんが。。しかし結果としてはまたしても撮れなかったのです。 いたことはいたのですが。。どうやってもピンが合わなかったのです。 外は晴れていてもトイレの中は暗すぎたのでした。 でも肉眼で見た限りではヒオドシであると言っても良いと思われました。 昨年見られたヒオドシはトイレが清掃された頃に行方不明となってしまいました。 恐らく清掃する時に取り払われたのだろうと推測しています。 でも今年は天井の隅にいますので、その点での心配は無さそうです。 しかし一方で静止位置が撮影しづらい場所なのが難点です。 この時期のヒオドシは目撃例が極端に少ないですから、この先も時々様子を見続けたいと考えています。 そして上に述べた様な色々な謎に少しでも手がかりを得られればなぁと考えています。 #
by clossiana
| 2011-10-21 21:12
| 蝶の不思議
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