自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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8月中旬の暑い日、女史がススキの葉に巣を作っているセセリの仲間を見つけました。未だ小さくて頭が黒く何セセリなのかがわかりませんでしたので捕獲して持ち帰りました。
但、一つ気になる点がありました。それは尾部が黒かったことです。どうも糞が透けて見えているのではないように思えたからです。 その幼虫はしばらくはプラ容器内に大量の糞を撒き散らして元気そうでした。 頭胴長は17mmほど。頭部に模様が見え始め、その面相からホソバのように思えました。ところが9月の中頃から摂食量が減り始め、何となく元気がなくなってきました。それでも当初は脱皮前なのかな?それとも越冬モードになったのかな?などと考えていたのです。 捕獲から40日が過ぎても、なかなか大きくならず「越冬モードならしょうがないか。。」などと考えていたのですが10月初旬になって見てみると身体がしぼんでしまっていました。理由がわからないので、そのままにしておいたのですが、それから10日ほど経ってから調べてみるとプラ容器内には小さなハチが2頭、転がっていたのでした。 今まで何度となく寄生バチを見てきましたが、全て幼虫が終齢となった段階で幼虫の体内から脱出してきました。今回のように中齢から出てくるのは初めての経験でした。
by clossiana
| 2018-10-26 21:08
| セセリチョウ科
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Comments(2)
clossianaさんのブログを拝見していると、蝶の幼虫の被寄生率の高さに驚かされます。
我々自身も知らず知らず色々なものを抱えて行きているのかもしれませんが、命を絶たれるほどの寄生という概念は日常生活の中では『エイリアン』のようなおとぎ話でしか実感できません。 これが日常茶飯事、というか寄生されない方が少数派である昆虫の世界というのは(人間的な視点や論理から見ればですが)改めて凄まじいなと思います。 寄生蜂にも色々なタイプがいてそれぞれに事情があるのでしょうね。 また宿主が終齢になるまで待って満を持して羽化してくる方が普通だというのもすごいですよね。
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clossiana at 2018-10-27 10:59
naoggioさん、コメントありがとうございます。
寄生の問題はnaoggioさんの仰られていますように何も昆虫だけの問題ではなく人を含めた、ありとあらゆる生物にはびこっているようです。「心を操る寄生生物」キャスリン・マコーリフ著(合同出版・2017年)の第3章「ゾンビ化して協力させる」などでは、その妖しい戦略に魅了されてしまいますし、第5章「人の心や認知能力を操る」ではインフルエンザのウイルスが人を社交的にして感染機会を増やそうとしているのだと記されています。どうも「我々自身も知らず知らず色々なものを抱えて行きている」のはnaoggioさんの仰られる通りのようです。 ↑のような例、一つとっても、そこには寄生者の周到な戦略を垣間見ることが出来、自然界の不思議さに圧倒されてしまいます。
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