自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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(スミナガシの若齢幼虫の生存率)
スミナガシの若齢幼虫が沢山いるのに気がついたのは6月の初めのことでした。何と19頭(+死卵3卵)も確認出来たのです。それで「今年こそは羽化する個体を見れるかもしれないな」と期待を抱かせました。 但、最初の19頭の幼虫が見つかった時点では同時に、すでに家主が不在となった棒状の塔(伸長物)の痕跡が13ヶ所もあったのです。ってことは。。 最初に見つけた時点での1齢幼虫の生存率: 61%= 19頭 ÷ 31棒状の塔(伸長物) さて、その一週間後です。生存中の幼虫は6頭しかいませんでした。たったの一週間の間に幼虫の数は三分の一以下となっていたのでした。このアワブキの樹上で見られた捕食者としてはアリとクモでした。 ↑の観察日から一週間後の生存率: 19%= 6頭 ÷ 31棒状の塔(伸長物) さて更にその一週間後です。幼虫の頭数はわずか3頭でした。この種の幼虫は4齢までは、ほとんど移動しないことがわかっていますので行方不明=捕食されたと考えられます。 最初の観察日から二週間後の生存率: 10%= 3頭 ÷ 31棒状の塔(伸長物) 例え、沢山の幼虫が見つかっても観察毎に頭数が減り続けました。こういう減り方は2016年の観察時と同じです。2016年も8頭の幼虫が3週間後にはゼロとなっていたのです。自然状態で成虫になるまで見届けるのは、余程の幸運に恵まれない限りは無理のようです。
by clossiana
| 2018-07-27 21:13
| タテハチョウ科
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Comments(4)
スミナガシの卵、幼虫、生存率低いんですね。
スミナガシが大量発生したなんて聞いたことがありませんものねえ。 それでも毎年だいたいきっちり同じくらいの数だけ発生しているところを見るとうまくバランスが保たれている訳ですが。 アリグモはかつて攻撃型擬態と思われていたのがアリから身を守る隠蔽型擬態説が有力になったのだそうですね。 この経緯を見ると変わったものに対する人間の恐怖心やインパクトを求める心理作用がわかって面白いです。
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himeoo27 at 2018-07-28 11:30
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clossiana at 2018-07-28 15:50
naoggioさん、コメントありがとうございます。
最初は沢山いましたので喜んだのですがアッと云う間にいなくなってしまいました。それでも今までに見たことがないような場所でも、ふいに現れたりしますから、仰られていますように「きっちり同じくらいの数だけ発生している」のでしょうね。アリグモは自身を「アリに似せてアリをおびき寄せて捕らえる」のだと思っていましたが、逆で「アリに似せて自身を守る」ってことなのですね。そうなんだ。。そう言えば或る本によれば「アリにそこそこ似ていることが大切」なようで「似過ぎていると逆にアリ専門の捕食者から狙われるハメになる」のだと書いてありました。
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clossiana at 2018-07-28 15:54
himeooさん、コメントありがとうございます。
ベランダだと捕食されたり寄生されたりする率が下がるかと思っていました。と言いますのは拙宅の方ではアゲハでもルリタテハでも羽化率は高いからです。羽化率が下がる要因は余りに多い時などに私が間引くからです。恐らくは同じベランダでも周囲の環境などに左右されるのでしょうね。スミナガシは一時は沢山いたので狂喜していたのですが、アッと言う間に激減してしまいました。でも、かろうじて1頭ですが終齢幼虫と蛹までは確認出来ました。
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