自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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昨年の8月にトラフシジミの産卵シーンを目撃しましたので、その卵を持ち帰って飼育を試みましたのは拙ブログ2017年8月28日付けの通りです。アッと云う間に蛹化したのは良かったのですが、その後の蛹の管理は予想通りに難しかったです。と言いますのは今年の2月下旬に羽化してしまったからです。
籠状のネットに入れてベランダ(西向きですが直接、日が当たらないようにしておきました)に吊るしておいたのですが、気が付いた時にはネットの中で翅が伸びきってたのでした。 「未だ寒いけれどリリースしようか。。でも仲間に出会うことはないだろう」 「蛹の段階でリリースすべきだったのだろうか?」 「その方が幾らかでも助かる見込みがあったろう。。」 「いや、そうではなくて、そもそも持ち帰ったことからして問題だったのだ」 等々と反省したとしても、もはや後戻りは出来ません。 蝶の飼育に関して「山の昆虫記」(注)の塚本桂一氏は以下のような文章を書き残されています。「 」内引用 「一応の生活史はわかったとしても、その昆虫を飼育し、いろいろのことを研究する必要はまだまだあるわけである。科学的なことがらの解明ということが少しでもあることが大切であると思う。このことを忘れたものを虫屋とよぶことはできない。」 「卵から飼育し、羽化してチョウになってすぐに展翅版にはりつけられた、自然を知らないチョウの悲しい死の標本もあまり意味がない。少々翅がさけていても、力いっぱい自然の中を飛んでいたチョウの標本のほうがよほどいい。」 私の場合、このトラフシジミの飼育に取り組んだ理由は単に卵を撮りたい、一度、幼虫を見てみたい程度のことで氏の言う「科学的なことがらの解明」とは無縁の動機であったとしか思えません。 なので今後はアマチュア界の大先輩である氏の言葉の通りに「科学的なことがらの解明」をいつも念頭におくように心がけようと思った次第です。 (注)「山の昆虫記」塚本桂一著 昭和47年 山と渓谷社
by clossiana
| 2018-03-23 20:56
| シジミチョウ科
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Comments(5)
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himeoo27 at 2018-03-24 20:29
私もこの冬は家の中で羽化していた
「ウラナミシジミ」を2頭飼育した ので貴兄の記述を興味深く読みまし た。 蝶も生きとし生けるものなので安易 に人間が介入するのは難しい問題だ と思います。
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clossiana at 2018-03-26 17:22
himeooさん、コメントありがとうございます。
蝶の飼育についてはhimeooさんの仰られている通りだと思います。蝶も生きとし生ける存在ですし、何と言ってもか弱い存在ですので、その命の与奪には慎重さが必要ですね。私は子供の頃には当時、珍蝶と言われていた種を大量に採集したり、どう考えても飼育出来ないほどの卵を獲って来たりしていました。その反省から今は自然に対して余計なことはしないを信条にしてきたつもりが、この有り様です。なかなか直らないものだと痛感しています。
私は、※さんの「捕虫網をカメラに持ち替えて」の賛同者で、基本的に
干渉しない主義です。 クモの巣にかかった途端のチョウでも救出はしませんね。ただ、野菜の 防虫網のような、つまり人工物の場合はその限りではありません。 これまで卵や蛹などを持ち帰られて飼育されていることについて、違和 感を覚えたことはありません。 科学的な解明は研究者の特権ではなく、疑問を持つものがそれを解明し ようとする場合も含まれるものと考えています。 当然、節度も必要でしょうし、命を預る責任もあるので、そのことさえ 忘れないことと、されていらっしゃるように何らかの方法で社会に還元 する必要があるのでしょうね。
※=my蝶あるばむ さんですが、HNを続けて書くと何故か禁止ワード扱い
のようです。^^;
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clossiana at 2018-03-27 16:15
uke-enさん、コメントありがとうございます。
uke-enさんの人工物の場合を除いては、そのままにしておくという態度は立派ですね。私もなるべく採らないようにしているのですが時々、誘惑に負けて採ってしまうことがあります。今回のトラフの幼虫のケースもそうです。科学的な解明とは無縁の理由であったとしか思えず無駄死にさせてしまいました。今日では例え科学的な解明が目的であっても例えば「ネイチャー誌」などは実験に用いる動植物を“どのようにして集めたのか?”とか“どのような実験を行ったか?”の内容によって、そこに無益な殺傷があったり残酷な実験であれば掲載される見込みが無いと何かの本に書いてありました。一方で仮説を立てて何かを証明したいとしても野外における継続観察では余程の幸運に恵まれないと証明どころか観察対象物が行方不明となって終わりです。要はもっと頭を使えってことなんでしょうね。
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