自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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とある目的でナガサキアゲハの若齢幼虫を捕獲したのは昨年の10月初旬のことでした。捕獲した時点では2齢?でしたがベランダのミカンの樹に放し飼いにしましたところ徐々に成長し続けました。
ところが昨年は10月16日に都心で46年ぶりに最高気温が15℃を下回るなど、例年に比べて寒い日が多く、件のナガサキ幼虫の成長も遅々としたもので終齢に達したのは11月中旬頃のことでした。普通の倍以上の日数を要したのです。 終齢になった後もなかなか蛹化の兆しが見えず、12月に入るとさすがに「蛹化出来るのかな?」と不安だったのですが、ようやくにして前蛹となったのは12月8日のことでした。何と終齢幼虫の期間として、ほぼ一ヶ月間も要したのでした。 それでも「ここまで来たら後は蛹になるのは時間の問題だな。。」などと安易に考えていました。ところが、今度は一向に蛹化する気配がありません。そうこうする内に帯糸が切れて尾端だけでぶら下がってしまったのです。暖かい時間帯などには脱皮のために、もがいているかのような仕草を見せたりもしていましたが長続きがしません。それもそのはずで日が陰るとすぐに寒くなるからでした。 前蛹になってから1週間以上、経過しても依然として前蛹のままでしたから「この個体はすでに死んでいるのだろう」と考えていました。しかし12月18日に蛹化が確認出来たのです。前蛹期間として異例の9日間も要しました。でも脱皮が思うようにいかなかったようで腹端には脱皮殻が残ったままでした。 「蛹になれたのだから、今のところは生きているのだろう。。」 「でも、この個体は無事に羽化出来るのだろうか?」 今回の一連の観察を通して、わかったことはこの種の幼虫が、それなりの耐寒性を持っていることです。そんなところにも、この種が分布を拡大し、定着出来た秘密があるのかもしれません。
by clossiana
| 2018-01-26 20:44
| アゲハチョウ科
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Comments(10)
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at 2018-01-26 21:45
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2018-01-26 21:49
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2018-01-27 09:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
アゲハチョウ科の蛹化はキアゲハとクロアゲハしか観察した
ことがありませんが、いずれもシーズン中で、キアゲハは事 例多数で全て前蛹になった日の夜または翌日に蛹化していま す。 クロアゲハは見つけた時に既に前蛹で、当日蛹化しましたか ら確実ではないですが、これも前蛹期間はせいぜい1日だと 思われます。 こんな寒い時期に蛹化なんかするなよ、というのが感想です。
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clossiana at 2018-01-28 10:32
最初の鍵コメさんへ。。貴重な意見を賜りまして、ありがとうございました。
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clossiana at 2018-01-28 10:32
2番目の鍵コメさんへ。。貴重な意見を賜りまして、ありがとうございました。
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clossiana at 2018-01-28 10:33
3番目の鍵コメさんへ。。貴重なアドヴァイスを賜りまして、ありがとうございました。何とかします。
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clossiana at 2018-01-28 10:34
uke-enさん、コメントありがとうございます。
先日の25日には東京で-4℃を記録しましたが、これは48年ぶりだったそうです。なので北海道育ちの私でも震え上がっていました。少し前からの風邪も治る気配がなく蝶への熱病とも相まってゲホゲホしてます。とは言え、いつもの日和見ぶりを発揮して今週末は殆ど布団の中でぬくぬくと過ごしています。でもこんな中で過ごさなければならないナガサキは大変でしょうね。春になったら無事に羽化してほしいです。
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霧島緑
at 2018-02-01 02:15
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南方系であるナガサキアゲハが12月に入って蛹化するとは驚きです。また前蛹の期間が9日間というのも聞いたことがないような。
室内での飼育でしたら12月の蛹化も考えられますが・・・。丈夫な個体なのか、この種もかなり耐寒性を持ちあわせているようですね。年が明けて今年は特別に寒さが厳しいですが、無事に羽化することを願っています。
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clossiana at 2018-02-01 15:54
霧島緑さん、コメントありがとうございます。
このナガサキの幼虫は観察しながら何度も「もうダメだ。。」と思ったものでした。特に前蛹にまで何とかこぎ着けたのに、その後一向に蛹化の兆しが無かった頃などは完全に★になったと思っていました。ですから9日も経ってから蛹化したのにはびっくりでした。この後、春になってから無事に羽化出来るのかどうか興味津々ですが、やはり今冬の寒さや脱皮殻が残ったことなどが気になります。
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