自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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先日、いつものようにベランダの植物に水やりをしていましたら鉢の下に何者かの糞が沢山、落ちていました。それで見てみるとちょうど花盛りのホトトギス(台湾品種)に何やら大きな幼虫が陣取っていたのでした。慌てて部屋に戻ってメガネを取ってきて、よく見てみると何とまぁ、ルリタテハの幼虫だったのです。それも1~2頭ではありません。11頭もいたのでした。このホトトギスはもう十数年以上も栽培していますが、今までに、こんなことは一度もありませんでした。
何処から飛んできたのだろう? こまった問題がありました。ホトトギス自体は幼虫たちに丸ごと全部、食べられても一向に構わなかったのですが問題は食べられる部分が幾らも残っていなかったことです。幼虫たちは未だ終齢になりたての様子でしたので、これからはモリモリと食べることでしょう。でも、もしホトトギスを食い尽くしてしまったら、その後には大きくなった幼虫たちが餌を求めて辺りを徘徊し始めるのは明らかです。仮に少し間引いたとしても残った幼虫たちは蛹化の際にはやはり辺りを徘徊して蛹化場所を探すことになるでしょう。 このままじゃ、ヤバイことになるな。。 との思いが頭をよぎりました。と言いますのは隣んちのおばさんのことが頭にあったからです。このおばさんは、もともとこういう生き物が大嫌いで自分ちのエアコンの室外機にスズメが営巣しようとしたときも大騒ぎをしていたのです。拙宅は集合住宅の一画ですから特にベランダなどは隣んちとの境界があって、ないようなものです。もしも、このおばさんがルリタテハの幼虫を自分ちのベランダで見つけたら、どうなるか?? 悲鳴をあげる程度では済まないだろう、恐らくは逆上して、その怒りの矛先を誰かに向けるに違いない。。 何とかせんといかんな。。 考え得るオプションとしては。。 (A)駆除する。 (B)何処かへリリースする。 (C)アシナガバチ・タテハサムライコマユバチなどの来襲を祈願する。 (D)隣のおばさんのために、あらかじめ菓子折りを買っておく。 (E)ホームセンター・園芸店のホトトギスを買い占める。 (F)しらばっくれる・気付かなかったことにする。 (G)隣家との境にフェンスを設ける。 さて、この難題につきましては考えた末に結局、4頭を残して駆除することにしました。その理由は。。 ◎もし、これらの幼虫の卵が1頭の母蝶によって産付されたのだとしたら次世代の為に2頭が生き残れば充分であろう。でも今回はおまけをして、その倍の4頭としよう。 ◎4頭程度であれば食料は何とか確保出来るだろう。 ◎蛹化のために徘徊したとしても、隣のおばさんの目にふれる前に近くの植え込みの辺にでも放ってしまおう。 さて、この結果はどうなったのかと言いますと4頭とも実に孝行者でホトトギスの茎にぶら下がり前蛹・蛹となったのが3頭。残る1頭も隣の鉢の側面にぶら下がっていたのでした。その後に、この4頭はいつのまにか羽化してしまい羽化シーンは撮らせてくれませんんでしたが、とにかく元気に飛び立ったようでした。どんとはれ。。
by clossiana
| 2017-10-20 12:13
| タテハチョウ科
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Comments(4)
お悩みの際に記事にしていただくと
○ 茨の道を歩く、いえ、サルトリイバラでした。 ○ 同好の士に送料受取人払いで送りつける。 などお知恵を貸せたのにと残念に思いますよ。
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ホトトギスを植えているお宅ではたまにルリタテハの幼虫の話を耳にしますね。
だいたい赤くて棘の生えた不気味な毛虫がたくさん出てきて・・・みたいな話です。 何になるのかわからないので飼ってみたという人はいませんでしたが。 間引くというのも辛いので(E)+(D)も良かったかも。 でもホトトギスがそんなにたくさんあってもねえ。 何にせよ自然状態では考えられない羽化率達成おめでとうございます。
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clossiana at 2017-10-22 11:49
uke-enさん、コメントありがとうございます。 そうですね、仰られていますようにオプションに“uke-enさんに相談する”を入れなかったのは痛恨の極みですね。もし相談をさせて頂いていば“来るべき食糧難に備えて試食をしてみる”の如き建設的なご意見を頂けたことでしょうに残念です。そのせいかどうか、このルリタテハたちはハイライトとでも言うべき羽化シーンをたったの1頭も見せてはくれませんでした。恐らくは間引いたことへの祟りだったのでしょう。
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clossiana at 2017-10-22 11:51
naoggioさん、コメントありがとうございます。 naoggioさんは拙宅の所在地をご存知と思いますが、そもそも近辺ではこの蝶を見かけたことなど一度もありませんでした。なので幾らタテハの仲間で飛翔力が強いと言っても全くの想定外のことでした。この種の幼虫は仰られていますように見方によっては毒々しい感じもしますので初めての方はドキッとするでしょうね。実際に間引く際には素手で取り除いたのですが1頭だけは少しチクッとしました。これは彼らなりの抗議の意思を伝えたかったのでしょう。
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