自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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ダイミョウ幼虫の越冬に関して図鑑(注)には次のような記述が見られます。
「 」内引用 「越冬は終齢でなされる。松本市での観察では、食草の落葉が10月中旬で、この葉が枯れて乾燥すると幼虫は巣を閉じ、巣ごと落下して越冬に入る」 これは本当だろうか? 巣がどこに落ちるかを幼虫がコントロールしていないのだとすれば幼虫は運を天に任せていることになります。たまたま近くに池があれば、そこにポチャンと落ちることになるでしょうし、又落ちた後に風が吹けば幼虫は巣ごと吹き飛ばされてしまいます。 本当に運任せなのだろうか?風任せなのだろうか? それを確かめるべく2週間ほど前に見つけた四箇所の幼虫の巣にマークをつけようと思い立ちました。巣に色テープか何かをつけておけば、例え巣が落下したり、風に吹き飛ばされたとしても後で探せば見つけられる可能性があるからです。 そんな訳で11月下旬に観察地の公園へ鼻息も荒く出かけてきたのです。ところが現地に着いてみると、あらら。。 すでにヤマノイモはすっかり枯れていて、何処に巣があったのかがわからなくなっていたのでした。 でも、そんな中でかろうじて巣を一つだけ探し当てることが出来たのです。 ところが、これ幸いとばかりに張り切ってマーキングをしようとした矢先です。何と巣がポロッと茎からとれてしまったのです。 「お~っ、なんてこった。。」と思ったものの後の祭り。迂闊でした。枯葉なんだから、とれるのが当たり前と言えば当たり前なんですが、もっと注意を払って扱うべきでした。嗚呼。。 とれてしまった巣にマーキングしても意味がありません。かと言ってほったらかしにも出来ませんので仕方なく、お持ち帰りをするしかありませんでした。来年のしかるべき時期が来たらリリースするつもりです。 という訳でダイミョウの越冬巣へのマーキング実験は来シーズン以降に持ち越しとなりました。 (注)原色日本蝶類生態図鑑 福田晴夫他編 保育社 昭和59年
by clossiana
| 2016-12-07 21:39
| セセリチョウ科
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Comments(6)
clossiana さんによる人災だろうが、風による天災だろうが、落ちた理由
なんてダイミョウセセリには分からないでしょうから、放置しておけばよ かったのじゃないでしょうか。 枯葉の落下をチョウがコントロールするなんて、方法が思い浮かびません。 お得意の(よく言えば)演繹がないので・・・^O^
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banyan10 at 2016-12-08 19:52
かるく触れて落ちるくらいですからもうすぐ自然に落ちたんではないでしょうか。
少なくともミスジチョウみたいに葉を糸で固定するような事はしていない訳ですよね。 運任せ説は信憑性が高いと思います。 何気なく目にするダイミョウセセリですが、幼虫は器用なことをしますね。 改めて前回のダイミョウセセリの記事の写真を見てみたのですが、普通葉を丸めた巣ですが3枚目は2枚重なっていますね。 丸めたのがたまたま2枚のようになった訳でもなさそうなので、これが今回観察された巣と同じなのではないかと思います。枯葉の形も下の葉の先端の形も一致しているように見えました。 越冬時期には2枚重ねが通例だという事があり得るのかどうかわかりませんが、もしそうなら前回の3枚目は既に越冬準備に入っていたと考えられて面白いのですが。
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clossiana at 2016-12-10 09:29
uke-enさん、コメントありがとうございます。
とれてしまった巣をどうするかについては現地でも迷いました。一番避けたかったのは 自分のせいで★になることでしたから「春までは面倒をみるか。。」と決めたのです。 但、湿度や乾燥に対する管理など、どうすれば良いのか、全くの未経験のことですので uke-enさんの仰られている通りに、ほったらかしにした方が良かったのかもしれません。
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clossiana at 2016-12-10 09:30
banyanさん、コメントありがとうございます。
あの状態で越冬巣を見つけることが出来たのは、その前の観察時の「大体、この辺だった はずだ。。」との怪しげな記憶に頼ったからです。ダイミョウの幼虫は春には摂食しないで、このまま巣の中で蛹化しますので、一度は蛹も見てみたいものだという欲求もありました。でも、そのままだった方が面倒な世話をしなくて済むし生存率は上がったことでしょう。
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clossiana at 2016-12-10 09:31
naoggioさん、コメントありがとうございます。
仰られていますようにダイミョウの場合は葉柄の部分に何も施していませんから、葉が枯れればそのまま自然に落ちるのだと言われています。それが本当なのかどうかを確かめたくてマーキングをしようとしたのですが自分でやっちゃいました。アチャーって感じでした。見つけたのは3枚目の写真の巣で間違いありません。2枚を綴っていますが、今思えば最初の時点から他の個体に比べると厳重に巣を閉じていましたから、すでに越冬体制だった可能性が高く、naoggioさんのご指摘の通りです。
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