自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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そろそろダイミョウの幼虫が越冬巣を作る頃だと考え、11月の初旬に近くの公園へ様子を見に行ってみました。すると食草のヤマノイモの葉は一部が黄変したり、枯れて茶褐色になったりしてはいるものの大半は未だ緑色を保っていました。
そんな中でダイミョウ幼虫の巣を幾つか見つけることが出来ました。でも、その巣は未だ糸で荒く閉じられているだけでした。ダイミョウは越冬に際しては巣をきちんと閉じる筈ですし、それに幼虫の体色も未だ灰緑色のままで乳白色にはなっていませんでした。 なので越冬巣観察には未だ少し早すぎたようです。 そんな中で巣を出てウロウロしている幼虫をp女史が目ざとく見つけました。 「幼虫がむき出しなのに見つけられないとはねぇ。。」と女史 「そりゃあ、当然だよ、誰も巣の外にいるなんて思わないよ」と私 「でも目の前で動いているのよ。。信じられない」と女史 「そんなことより、何でこんな寒い時にウロウロしてんだろう?」と私 (当日は木枯らし1号が吹き荒れ、最高気温は13℃でした) 「運動してるのよ、家の中でじっとしてると寒いから。。」と女史 「まさか、こんな日は無駄なエネルギーを使わないでじっとしてた方がいいと思うよ」と私 「じゃあ、食べ物探しじゃない? 家を食べるとスゥースゥーして余計に寒くなるから。。」と女史 「あっ、本当だ。。食べてる!」と私 セセリの仲間は巣を作って大半の時間は、そこでじっとしています。でも摂食する時は巣から身体を乗り出したり、巣から出て摂食します。ですので、この摂食をする時が天敵に一番、見つかりやすい危ない時なのです。でも、だからと言って食べないままでいるわけにもいきません。それで、この幼虫はやむなく、幾らかでも暖かい日中に摂食するしかなかったのではないか?と考えています。 この時期のダイミョウの巣では、すでに空き家となったものも沢山、見られました。恐らくは天敵の餌食になってしまったのでしょう。主が不在となった巣を開けてみると頭だけが残っていたり、コマユバチ?の繭の抜け殻が残っていたりしました。 例え天敵の攻撃から免れることが出来たとしても、この先には厳しい冬が到来します。その前には越冬準備をしなければなりません。その様子を見にもう一度、行くつもりでいますが、果たして生き残りがいるかな。。
by clossiana
| 2016-11-18 21:16
| セセリチョウ科
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Comments(8)
くもりガラスを 手で拭いて
あなた明日が 見えますか ♪ clossiana さんの肩を持ちたいのは山々ですが、探索能力は言うに及ばず、考察能力についても怪しくなってきていますね。 なら妄想能力はどうか、Pさんの妄想をお聞きしたいものです。^O^ 私は成虫で越冬するものしか観察していませんが、成虫ですらエネルギーの消費を最小限に抑えてジッとしているものとの認識に疑問を持ちつつあります。 日向ぼっこに姿を見せるシジミチョウやタテハチョウでも、例えば日射や運動による体温上昇がどのくらいな時間もつかを考えると、吸水や摂食などをしないとエネルギー対効果は割に合わないのではないかと思っています。 今のところ幼虫は観察対象外ですが、観察しようにもオニドコロは強力雑草で家内が引き抜くし、ヤマノイモは家内がむかごを収穫するくらいで、おいしいところはイノシシ君(多分)がさらっていくので、その気になったとしても観察できそうにありません。(^^ゞ
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banyan10 at 2016-11-19 14:12
ダイミョウセセリなど越冬巣が落ちて蛹化する種は越冬の観察は難しいですね。蛹まで確認できるのを期待しています。
巣の近くに葉が多ければいいのでしょうが、遠いと摂食も大変ですね。 コミスジなども蛹を観察したいのですが、最近はさぼり気味です。(^^;
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himeoo27 at 2016-11-20 08:16
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clossiana at 2016-11-20 10:44
uke-enさん、コメントありがとうございます。
曇った窓ガラスを手で拭くと見えてくるのは粗大ゴミと化した自身の姿なんでしょうね。 この頃は讃歌と言うよりは哀歌って感じですのでしょうがないです。爺の弱点は年とともに段々と頭が固くなって自由・奔放な発想が出来なくなることです。セセリの幼虫が全身を晒して出歩くなんてあり得ないとの思い込みがあると目の前に幼虫がいても見えてこないのです。逆に強みとしては何を言われても不感症になっていることかな。。 エネルギー対効果ですが一般論で言えば昆虫は変温動物ですから、少なくとも冬季間は吸水・摂食などをしたくても出来ません。しかし途中で吸水や摂食を必要としている種は間違いなくいます。その点でuke-enさんの“割りに合わない”説は種によっては、その通りだと言えると思います。 ところで幼虫観察はなかなか面白いですよ。一番、良い点(悪い点?)はシーズンオフが無くなることです。むかごは奥様が収穫し、大事な部分はイノシシ君がさらっていくとしてもダイミョウは葉っぱを食べますから、棲み分けが可能なのではないでしょうか? アゲハの如き普通種の代表のような種でもわかっていない点が多々あります。幼虫観察は定点観察が必要ですからuke-enさんのように定点観察を得意技とされてる方には絶対に向いていると思います。
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clossiana at 2016-11-20 10:45
banyanさん、コメントありがとうございます。
「食草のヤマノイモの葉は晩秋には枯れて、やがて巣もろとも風に飛ばされる」のだとすれば落下し後の巣を見つけられる筈はありません。でも本当に運を天に任せているのか?風まかせなのかどうか?を知りたいのです。なので今シーズンは巣に色テープか何か目印をつけようかと考えています。 但、観察地が公園ですので柵に絡みついたヤマノイモは、しばしば取り除かれてしまうのが難点です。 巣の近くに葉がない場合(今回のような場合)はかなり遠くまで(20cm位ですが。。)遠征するようですよ。 コミスジは一度、挑戦したことがありますが見つけられませんでした。この種も食草を降りた後にかなり移動するようです。
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clossiana at 2016-11-20 10:46
himeooさん、コメントありがとうございます。
越冬幼虫探しは本当に冬になってしまったら探すのは大変です。なので未だ秋の内に幼虫を見つけておいて場所を覚えておくほうが幾らかは簡単です。と言っても幼虫は移動しますし、移動しなくても見つけた場所を覚えておくことは大変なんです。ですのでメモしたり目印をつけることをお勧めします。私の場合はメモしたことや目印をつけたこと自体を忘れてしまいますが。。
ウ〜ム、蝶が成虫になるって本当にたいへんな事なんですね。
ところで思い込みで視覚が曇らされるのは男性の特色ですね。 女性の方が素直に物を見ているような気がします。 また一般に男性は方向感覚や、動態視力に優れ、女性は色彩認識能力に長けていると言われますが、 それは狩猟採集生活で培われたものでしょうから、芋虫のようにゆっくり動く物は主に採集を受け持っていた女性の守備範囲で、飛び立った蝶のように速く動くものが、どちらかと言えば狩猟を受け持っていた男の守備範囲なのではないでしょうか。 それにしてもダイミョウセセリの幼虫、きれいですね。
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clossiana at 2016-11-23 09:59
naoggioさん、コメントありがとうございます。
人類は誕生して以来、気の遠くなるほどの長い間、狩猟・採集生活を続けてきたのですから男性と女性はおのずと互いの役割分担が生じて別々の得意分野が発達してきたのでしょうね。特に言語能力に於いては女性は男性よりもはるかに勝っていて、“女性は喋るために生まれてきたに違いない”と思わずにはいられません。 「蝶のように速く動くものが。。」とのことですが、それも年をとるとそうでもなくて私などはメガネのフレームが境界線となっています。比較的、遠くにいる蝶であればメガネのフレーム内に収まっていますので捉え続けることが出来ますが、足元から飛び立った蝶などは、すぐに視界から消え去ってしまいます。そうなると例え、近くにいたとしても目に飛び込んで来ません。すると女史に出番が回ってきて、その後についてはご存知の通りです。トホホ。。 ダイミョウの幼虫は今は楚々として綺麗ですが、この後は少しぽっちゃりした感じとなり、体色も乳白色となってハエのウジにそっくりになりますが、それはそれで可愛いですよ。
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