自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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いつものように野山をほっつき歩いていた時のことです。
現地に着く前に「今日はどんなサプライズがあるかな?」などと同行のp女史が呑気に言っていたのですが,どんでもないサプライズがあったのでした。 現地は夏草が覆い茂っていましたので、それを掻き分けながらの行軍でした。とにかく歩くべき道がかろうじてわかるほどでしたし、それに道のわきが崖になっていることは知っていましたので慎重に歩を進めていたのです。時々振り返ると後ろを歩いている女史の姿が草陰に見え隠れしていました。少し登ったあたりで土がむき出しになっている場所では、ようやく視界が開けましたので一息入れようと思った矢先です。 何と10メートルくらい先でイノシシが泥浴びをしているのが目に飛び込んできたのです。 恐らくは成獣で上半身が盛り上がっているように見えていました。でも幸いにして相手は未だこちらに気付いていないようでしたので、気付かれないようにそっと後ずさりをしました。そして数メートル?くらいを後戻りして次には後ろから歩いてくる女史に必死になって身ぶり手ぶりで引き返すように伝えたのです。とにかく声を出すのはまずいと思ったのです。ようやく小声で「イノシシがいる」と言えたのは大分、離れた後になってからで、もう安心という距離までは本当に長く感じられました。 車道まで何とか辿り着くと色々な思いが脳裏を駆け巡りました。でも後から思い返してみて一番、不思議だったのは「怖い」という感情が生まれなかったことでした。何も怖くはなかったのです。と言うか何の感情も湧いてこなかったのです。まるで心が凍てついてしまったかのように何にも感じていなかったのです。どどっと恐怖心が湧いてきたのは車に乗り込んだ後からでした。 「やれやれ。。まぁ、無事でよかったよ」と私 「命あっての物だねだからね。。」と女史 「俺、顔がこわばってなかった?」と私 「いや全然。。爺になると恐怖感もボケるのかなぁ?」と女史 「あのなぁ、物には言い方が。。それより何でアイツ追ってこなかったんだろう?我々には気付かなかったのかな?」と私 「多分ね。。でなきゃあ見逃すはずないよ、誰だって入浴中に邪魔されたら怒るわよ」と女史 「泥浴びに熱中してたんだろうな、だから気付けなかったんだよ」と私 「私が先を歩いていなくてよかった、私だったら絶対に大声か悲鳴をあげた筈だから」と女史 「そうなったら逆上しただろうね、牙で一突きされたらお終いだったね」と私。 「ところで何で一枚くらい撮らなかったの?」と女史 「よく言うよ。。ったく」と私 という訳で当のイノシシの写真はありません。 しかしイノシシに遭遇する前に撮った一枚がありますので載せておきます。
by clossiana
| 2016-07-29 21:23
| その他
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Comments(10)
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himeoo27 at 2016-07-31 08:36
40年以上前、西表島の民宿に滞在していた時
イノシシは食べるものでした。 民宿のご主人が上手く捕獲した時は、宿泊者 全員に豪華な猪鍋がふるまわれました(笑)。
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「何で一枚くらい撮らなかったの?」は無事だったから言えることで、怪我でも
すると、「撮影なんてしてるからよ!」という言葉が飛んできそうですね。^O^ 当方でもいつ遭遇するか分からない環境ですが、臆病?慎重?ですから、鳴き声 (らしきもの)や藪で大きなゴソゴソ音がするとすぐ撤収します。 地形的など襲われない状況なら、一も二もなく撮影しますが・・・(^^ゞ
まずはご無事でよかったですね。安全第一ですよ。
小生、オオゴマシジミ探して、同じようなシチュエーションでクマさんと遭遇したことあります。あのときは、双方とも一瞬固まったのを思い出します。 巨大イノシシとは遭遇したことありませんが、向かってくるのですか?こわいですね。
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clossiana at 2016-08-02 20:37
himeooさん、コメントありがとうございます。
そうですか。。でも40年前の西表島って、よくはわかりませんが未だ沖縄が本土に復帰して間もない頃ですよね? だとすれば当時はイリオモテヤマネコが発見された前後で今よりもずっと秘境だったのではないですか? う~む羨ましい。。 ところで実は私は昨秋にイノシシやシカ肉を都内、八丁堀にあるジビエ料理屋で食べました!すっご~く美味しかったです。 最近は増えすぎてこまっているのですから皆でおおいに食べて生態系の保全に貢献しましょう。
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clossiana at 2016-08-02 20:38
uke-enさん、コメントありがとうございます。
uke-enさんの仰られる通りです。撮ったら撮ったで「撮影なんてしてるからよ」では済まなくて「入浴中に盗撮するから、そんな目にあうのよ」と言われたでしょう。 私も普段は割りと慎重な方なのですが今回は後から思えば前兆を見落としていました。 現場に至る前に複数ヶ所のヌタ場を通り過ぎていたのです。 そこだけは辺りは乾いているのに泥だらけで濡れていました。でも全然気にしないで平気で通過しました。 やはり無知が一番、恐いです。
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clossiana at 2016-08-02 20:50
ダンダラさん、コメントありがとうございます。
北海道育ちですが子供の頃にはキタキツネ、エゾシカなどは見たこともありませんでした。 ヒグマは大雪山麓でフキを食べ荒らした痕やら真新しい糞をよく見かけましたが本物を見たことはなく登別の熊牧場で見ただけでした。 ところが今ではキタキツネやエゾシカは国道沿いでも見られ地元の人たちはいたとしても見慣れているせいか車を停めることもしません。 本州でもシカ、イノシシ、ハクビシン、アライグマ等々。。身近な公園ではタイワンリス、早く何か手を打たないと手遅れになりそうです。
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clossiana at 2016-08-02 20:51
naoggioさん、コメントありがとうございます。
まぁ、とにかく無事でよかったです。本当は野生動物は好きなのですが、やはり目の前にすると、その猛々しさに圧倒されてしまいました。 記憶をたどって見るとあの時にいたのは複数頭だったような気がするのです。 蝶の幼虫なら全部で何頭って正確に数えますが、やはり気が動転していたせいか、あんなに大きな動物なのに何頭いたのかも良くわからないのです。 多分1頭が目に入った瞬間から余裕が全く無くなってしまったのでしょう。 クマもイノシシも増えているようですから、お互い気をつけましょう。
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clossiana at 2016-08-02 23:15
たにつちさん、コメントありがとうございます。
クマですか。。ご無事で何よりでした。でもクマだと目が合ったときを想像すると生きた心地がしないですね。 お互いに相手に気付かずにいて出会いがしらにばったりと出くわしたときは「相手を睨み付けながら背中を見せずに、ゆっくりと後ずさりするのが良い」ってことは何かで知っていたのですが、今回のことでそれは絶対に無理だと思いました。 道のないような場所では足元を見ずに後退するのは出来ませんでした。 イノシシは雑食性ですから、向かってくるとすれば互いに回避出来ないくらい接近した場合だけなのでしょうが詳しくはわかりません。
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