自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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随分と前に予約をしていました完本 北海道蝶類図鑑がようやく手元に届きました。
とにかく手に持った時のずっしり感からして読む前から否が応でも期待が膨らみ、未だ子供の頃に向かいに住んでいたH君とお金を出し合って購入した「原色日本蝶類幼虫大図鑑」が届いた時のわくわく感がよみがえりました。 未だざっとしか目を通してはいないのですが立派な図鑑であることは前評判の通りのようです。 以下に私なりの長所を書かせて頂きました。 (A)先ずは何と言っても皆さんのブログ仲間である「蝶の観察記録」のmaedaさんや「四季彩散歩」のNoreenさんの撮られた素晴らしい写真の数々が掲載されている点です。やはり顔なじみの方々のご活躍ぶりが見られるのは何と言っても嬉しいものです。 (B)次に特筆すべき点はこの図鑑が普通の図鑑ではなくて生態図鑑でもあり検索図鑑でもあり、加えて(食草・食樹に関する)植物図鑑でもあり且つ、食痕や天敵に関する図鑑でもある等々、色々な機能を兼ね備えたような図鑑であることです。 生態写真には必ず生息環境も同時に写しこまれています。この点にも著者の方々のこだわりが感じられました。 (C)でも私が一番、嬉しかったのは単純に「新しい図鑑が発刊されたこと」でした。つまり更新がなされたことだったのです。 フィールドを徘徊していると蝶たちの色んな姿に否応なく遭遇します。そして時々は「おやっ?」と思わされる生態を見るハメとなります。そんな時には先ずは図鑑で調べてみようと思い立つのですが図鑑には不記載のことも多いですし、又観察した内容とは違った記載になっていることも多々あります。 でもだからといって新知見であるとは限りません。誰かがすでに何かに発表している可能性があるのです。何故なら毎年、膨大な数の論文や報告が学会誌、各地方の同好会誌、その他に発表されているからです。でも当然のことながら、その全てに目を通すことは不可能です。 つまりフィールドなどで自分が見つけたり観察したり研究したりしたことは発表したくても、そこには壁があるのです。それは「新知見なのかどうか?」「発表に値することなのかどうか?」がわからないという壁です。 ですから図鑑が余り時を経ないで更新され続けることは科学の進歩への貢献や自然や生物の保全に対する貢献、加えて自分自身を高めたり、自分の研究を発展させたり、更には対象とした生物のためにはとても重要なことなのです。 この辺りにつきましては著者の方が「はじめに」の中で次のように述べられています。 「 」内引用、“ ” は筆者 「生態も細かいところまで書きました。それも “私はここには書かれていないこんな行動を見た” とか “いや越冬のようすはそうじゃない” という記録がどんどん出てきて、この本の内容を更新してほしいからです。さらにわからないことを積極的に取り上げました。“解明されていない” “新たな記録が望まれる” などと書いたのは、自然のなぞ解きという共通の興味を通して、一緒に参加してみようとチャレンジしてほしいからです。」 ここに当図鑑に携われた方々の共通の理念が描かれています。図鑑とはこれまでの研究成果の集大成であると同時に将来の研究のための踏み台であるべきだからです。 北海道の蝶は縁遠いから余り興味は持てないなと思われる方もおられると思います。でも図鑑に載っている116種中で北海道の特産種は16種だけです。つまり100種ほどは本州との共通種なのです。ですから例えばですが本州では観察する機会が少ない種や本州産との生態の違いを調べる等々、役に立ったり踏み台として活用出来る場面は沢山あると思います。ですので、この図鑑はお奨めの一冊ですよ。。 追記:因みに私のハンドルネームの clossiana 属の蝶も3種が載っています。関係ないか。。
by clossiana
| 2016-06-17 21:17
| 私の宝物
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