自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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2014〜2015シーズンの観察結果をまとめて備忘録として記しておきます。
昨年の2月に観察地の一帯では大規模な倒木がありました。2度にわたる大雪がもたらしたのです。もともとこの種の棲息に適した環境は鬱蒼とした照葉樹林帯ですから、この倒木によって開けた環境となってしまった以上は棲息に不適になってしまったのではないだろうかと懸念しておりました。案の定、越冬シーズン中に観察が出来た個体数はtheclaさんの観察分を含めても僅かに3頭だけでした。しかし、この2〜3年はいつも、このような数字でしたから環境の変化がルーの個体群にどのような影響を及ぼしたのかは全くわかりません。 (A)集合性 (a) 2014〜2015シーズンに観察出来た越冬個体は3頭でした。 ○このシーズンに観察出来た個体は全てが単独個体でした。従い単独個体の割合は100%です。 (b)この数字に昨シーズンまでの6シーズンで得られた観察結果を加えてますと。。 ○一昨シーズンまでの全観察個体頭数:87頭(単独個体:39頭、集団構成個体頭数:48頭) ○単独個体の割合=(39頭+3頭)÷(87頭+3頭)=約47% ○集団構成個体頭数=(48頭+0頭)÷(87頭+3頭)=約53% (B)越冬場所 (c)今シーズン、観察出来た3頭の越冬場所の内訳は。。 ○カシ類の緑葉の葉上:0頭 ○カシ類の一部が枯れた葉の葉上:3頭 ○カシ類の枯葉の葉上:0頭 ○カシ類の一部が枯れた葉+エカキムシの葉上:0頭 (d)この数字に昨シーズンまでに得られた観察結果を加えてみますと。。 ○一昨シーズンまでの内訳:全87頭(緑葉14頭、一部枯れ64頭、枯葉7頭、エカキムシ1頭、一部枯れ+エカキムシ1頭) ○緑葉(14頭)÷(87頭+3頭)=約16% ○一部枯れ(64頭+3頭)÷(87頭+3頭)=約74% ○枯葉(7頭+0頭)÷(87頭+3頭)=約8% ○エカキムシ(1頭+0頭)÷(87頭+3頭)=約1% ○一部枯れ+エカキムシ(1頭+0頭)÷(87頭+3頭)=約1% (C)混群 混群につきましては今シーズンは見られませんでしたので更新はありません。昨年迄のデータにつきましては拙ブログ2014年4月4日付けをご覧下さい。 ところが先日のぽかぽか陽気の日に現地を訪れてみると、何と数頭のルーが飛び交ったり、吸水や吸蜜を繰り返していたのです。この時期の頭数としては以前とさほど変わりません。このことから冬季間に観察出来たルーの個体数が少なかったのは見かけ上であって、実際には観察に適当な樹木が倒壊したために観察し難い場所に雲隠れをしていたものと思われます。ともあれルー達の元気そうな姿が見ることが出来て、やれやれでした。
by clossiana
| 2015-04-03 21:02
| シジミチョウ科
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Comments(2)
継続観察本当にご苦労様です。
そうでしたか、本当に良かったです。 今後の事も心配ですが、とりあえずほっと一息ですね。
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clossiana at 2015-04-08 11:05
naoggioさん、コメントありがとうございます。
昨年の2度の大雪の影響で葉上で越冬するルーにとっては深刻なダメージがあったのではないかということと、倒木などで、あの場所が開けてしまい心配だったのですが、どうも取り越し苦労だったみたいです。越冬中の個体の確認が殆ど出来ませんでしたが何処かに巧妙に隠れていたようでホッとしました。
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