自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
フォロー中のブログ
90% Papillon... 登山道の管理日記 てくてく写日記 愛野緑の撮影記録 蝶の観察記録その2 呑むさん蝶日記 蝶・チョウ・ゆっくり歩き... 鳥蝶ビデスコ フィールドノート 四季彩散歩 小畔川日記 探蝶逍遥記 ヘムレン の Natur... 蝶の玉手箱 安曇野の蝶と自然 NATURE DIARY みなみかぜ通信 ヒメオオの寄り道 うすばしろちょう ひらひら探検隊 NPO法人 日本チョウ類... たかがヤマト、されどヤマト 秩父の蝶 カテゴリ
全体 プロローグ 蝶の思い出 私の宝物 蝶の不思議 アゲハチョウ科 シジミチョウ科 ジャノメチョウ科 シロチョウ科 セセリチョウ科 タテハチョウ科 マダラチョウ科 テングチョウ科 いろいろな蝶 いろいろな虫たち 蛾 類 カミキリ類 トンボ類 その他 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ムラツの観察時にウラギンの調査も合わせて行いました。
一体何を調査したのかと云えば♂♀の比率です。 その理由は、この蝶の越冬個体は♀の割合が高いと云われているからです。 そうだとすれば一体どの位の比率なんだろうか?と思い調べてみたのです。 翅を閉じて葉裏に静止している個体の♂♀をどのように調べたのかと云えば、ウラギンのとまっている葉をつかみ翅の真上から息を吹きかけて、ほんの少し開いた翅表の色をチェックする方法をとりました。 と言うのも、この蝶は気温が15〜16℃位以下であれば、殆ど動かないからです。 全部で37頭の越冬ウラギンを見出しましたが、この内、12頭は静止している葉の位置が高すぎて手が届きませんでした。 残った25個体の内、♀個体は17頭、♂個体は8頭という結果でした。 これは大体♀:♂=7:3といったところです。 本当はもっと♂の割合は低いかと思っていました。 でもこの数字が本当に♂♀の割合を示しているのかと云えば、そうとも言い切れません。 図鑑(注)に♂♀の好む越冬場所の高さが違うようなことを示唆する記載があるからなのです。 もし♂の方が♀より高い位置を好むのだとすれば、手の届かなかった位置にいた個体には♂個体が高い割合で含まれていたかもしれないからです。 (注)原色日本蝶類生態図鑑(保育社)1984
by clossiana
| 2010-11-30 00:40
| シジミチョウ科
|
Comments(6)
毎回興味深いテーマを見つけて、観察されていますね。
蝶学の進歩はこういった着想から進んでいくのでしょうね。 なるほど、息を吹きかけて観察ですか、気がつきませんでした。 機会があれば地元でも調べてみますね。
0
ウラギンの越冬個体の中には、1枚目の写真のように夏型と思われる個体が時々混じってますね。そちらの比率と理由も気になります。
Commented
by
fanseab at 2010-12-02 07:24
引用された図鑑に記載の♂♀比率はどのように調査したんでしょうね。特に高所にいる越冬個体は、やはり片っ端から採集して判定するのでしょうか?
Commented
by
clossiana at 2010-12-03 23:15
ダンダラさん、コメントありがとう御座います。これを調べてみようと思いましたのは何時頃だったかははっきりしていませんが虫林さんがブログ上で♀が少ないと仰られていたからです。この♀♂の判定法も同様に虫林さんが書いておられたからです。煙草のヤニ臭い息を吹きかけられてウラギン達も、さぞ迷惑だったことでしょう。
Commented
by
clossiana at 2010-12-03 23:18
furuさん、コメントありがとう御座居ます。実はfuruさんの御指摘を頂くまで、そのことには全く気付いていませんでした。仰られてますように確かに翅の先端が夏型っぽいですね。びっくりです。。でもそれを見逃さないfuruさんにはいつものことながら脱帽です。今季中に、もう一度♂♀比率を調べてみようかと考えていますので、その際にこれも合わせて調べてみます。でも現地で肉眼でもすぐにわかるかな?全部撮って写真判定かも。。
Commented
by
clossiana at 2010-12-03 23:20
fanseabさん、コメントありがとう御座居ます。図鑑上の記載は何か根拠があるという風には読み取れませんので今後のテーマだと思います。しかし、それを調べる為に高い所にいる個体を採集したり、たたき落とす方法は、それしか手段が無いとしたら、私にはもう手詰まりです。飛べない越冬中の成虫をそういう風に扱う気にはなれません。一方で低いところにいる個体だけを調べても、余り意味がないような気もするし。。名案があれば良いのですが。
|
ファン申請 |
||