自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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この頃、何故かオオヒカゲに惹かれています。
といってもオオヒカゲの成虫では無くて成虫以外のステージに興味があるのです。 きっと最近になって継続観察の面白味がわかってきたからかもしれません。 但、これはちょっとヤバい兆候です。 と言うのも、そんなことに興味を持ち始めるとオフシーズンが無くなってしまい、仕事に集中出来る期間が無くなってしまうからです。 さて、それはともかくとして先日の観察の概要です。 A.この時期の幼虫は頭胴長が70mm弱位になっていた。 先の拙ブログ4月30日付けの時点では20〜25mm位だったのですが20日余りで随分と大きくなっていました。 B.幼虫の数が半減しているような印象であった。 前回の観察時から約20日位経っていますが、この間に補食されたのか分散したからなのかは定かではありません。 もし、補食されたのだとすればクモ類を疑っています。 というのも意外な程、沢山のクモ類が食草であるカサスゲに潜んでいるからです。 C.幼虫は必ず葉裏に潜んでいる。 今回は合計6頭の幼虫を観察出来ましたが全て葉裏にいました。 D.幼虫は日中でも摂食している。 幼虫は葉裏に潜んでいて、普通は葉を裏返さない限り見つける事が出来ないのですが、摂食中の幼虫だけは例外なのです。 食痕のついている葉の先端から頭部を出していますので、この時には目視だけでも幼虫を見出せました。 E.食痕は食草の葉を斜めにスパッと切った様な形状をしている。 食痕は刀の刃先のような形状をしていて、幼虫を探す際の目印になります。 切り口が新しい場合はほぼ間違いなく切り口から少し(20〜40mm)下がった葉裏に潜んでいました。 切り口は日が経つと茶色の縁取りとなり、このような葉には幼虫はいませんでした。 F.幼虫はバックすることが出来る。 摂食中の幼虫にカメラを近づけるといやがって、そのままバックをして全身を葉裏に隠そうとしました。 G.幼虫がいるのは木漏れ日が当たる程度の日差しがある場所である。 観察地は少しでも雨が降ると食草の根元が冠水するような湿地です。 又食草がもともと池の中に生えている場合もあります。 この観察地では辺り一面が言わば食草だらけなのですが日差しが強いところは幼虫が好まないような印象でした。 でもこれは母蝶が日向を好まないからなのかもしれません。 この観察地では6月25日前後から成虫が飛び始めますので、もうそろそろ蛹化が始まる頃です。 それを探しに行くのが楽しみです。 おまけ
by clossiana
| 2010-05-28 20:05
| ジャノメチョウ科
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Comments(4)
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ainomidori443zeph at 2010-05-28 23:46
オオヒカゲの湿地は長靴が必須のようですね。
ヒョウモンの幼虫もツマグロしか見たことないので、採ってみたいです。どんなところにいるのでしょうか?
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clossiana at 2010-05-29 08:23
愛野緑さん、コメントありがとう御座います。この観察場所では長靴は絶対必要です。特に成虫の発生時期は梅雨時ですので発生場所は冠水しています。成虫はその後、近くの藪に移動しますが、そうなると今度は光度不足で撮りにくくなります。ミドリの幼虫を見つけたのは偶然ですから確かなことは言えませんが、子供の頃(北海道)はヒメギフの幼虫を探した時などに、食草を求めて地面を這っているのが沢山見られました。
オオヒカゲの幼虫、さすがに大きいですね。
食痕もスパッと言う感じで葉脈も気にせずに食べているんですね。 以前ギンイチの摂食行動を調べたら、主脈を境にして葉を左右から交互に食べていました。 つまり、ある時に葉の左側を食べたら、次に食べる時は右側から食べていました。 このオオヒカゲの幼虫は右側から左に向かって食べているようですけど、いわば右利きかな。 これはどちらの向きから食べるかは決まっているんでしょうかね。
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clossiana at 2010-05-31 21:03
ダンダラさん、コメントありがとう御座います。オオヒカゲの終齢幼虫は大きさも、長さも、姿もクロコノマチョウと良く似ていました。それから御指摘を頂くまで全く気付いていませんでしたが、食痕は全部右肩上がりになっていて逆はなかったようです。(撮った写真を全部調べました。)蝶にも右利き、左利きってあるのですかね?今度行った時にもう一度調べてみます。
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