自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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スギルリは発生地にさえ行けば、それほど個体数の少ない蝶ではないのですが、それにしては♀を見かけることが殆どありません。
ある本によれば「地上に降りて吸水しているのは♂だけで、♀は食樹のトチノキが高木であり、その花穂に産卵する関係上、殆ど見る機会がない」と記されていて、事実それを裏付けるように、かっての蝶研サロンの種別採集情報06年度版で全国の採集記録を集計してみると06年には♂が178頭採られたのに対して♀は8頭しか採られていないのです。 更に図鑑には「配偶行動についての観察例はない」と記載されています。 しかし、この図鑑の発行は平成4年ですので、もう17年も前です。 或はその後、観察されているかもしれません。 ところで、配偶行動についてですが実は私はこの蝶の交尾を目撃、観察したことがあるのです。 上の写真は02年4月8日にビデオカメラで撮ったものを静止画にして取り込んだものですので鮮明さに欠けますが間違いなくスギルリです。 いつもの栃木の観察地で見つけたのです。 他の♂個体が交尾ペアに干渉していましたので気がつくことが出来たのです。 見ていると次から次へと♂がやってきては絡んでました。 交尾ペアはアタックを受けているときは時々、小刻みに翅をふるわせたりしていましたが飛翔することはなく、飛べないようでした。 実は私もカメラで撮りやすい位置へ移動させようとしてペアに触っているのですが飛べませんでした。 この目撃経験を含めてスギルリの♀について私は以下のような事実に注目しています。 1)たった一度の経験であれ、交尾ペアが地上付近で見られた。 2)その観察場所では少数ながらも♀が混ざっていて、日光浴、吸蜜等を行っているのが観察出来る。 3)♂が盛んに追尾を繰り返していて、3〜4頭がもつれあう光景を再三見ることが出来る。もし、それが♂のテリ張りか又は♀と誤認して追っているとすれば、それは近くに♀がいることを示唆しているのではないか。 4)この蝶は普通は翅を閉じて吸水、吸蜜を行うので、翅の裏しか見えていない。翅の裏だけでは♂♀の区別が瞬時には出来ないので、ひょっとしたら♀もそれなりに混ざっているのではないか? 5)図鑑に「♀の吸水は夕方頃にみることが出来る」との記載がある。 それにしても不思議なのは♂しか見られない場所と少ないながらも♀が見られる場所があることです。 どんな条件の違いがあるのでしょうね。 この交尾の目撃以来、もう一度交尾を撮りたくて何年も通っているのですが、見る事が出来ません。 これはコロポックルの悪戯だったのでしょうか。 七色の谷を越えて 流れて行く 風のリボン 輪になって 輪になって かけていったよ 歌いながら かけていったよ 美しい海を見たよ あふれていた 花の街よ 輪になって 輪になって 踊っていたよ 春よ春よと 踊っていたよ すみれ色してた窓で 泣いていたよ 街の角で 輪になって 輪になって 春の夕暮れ ひとりさびしく ないていたよ 「花の街」 作詞:江間章子/作曲:團伊玖磨
by clossiana
| 2009-04-15 20:36
| 私の宝物
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Comments(6)
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kmkurobe at 2009-04-16 02:54
うーんこれは凄い。なんとも言えませんね・・・・・・
こんなこともあるのですね。これはW役万級の映像ではないでしょうか・・・・・素晴らしい。恐れ入りました・・・・・・・・・
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maeda
at 2009-04-16 06:13
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かつて採集していた頃、♀ほしさにスギタニを次々に採集してみましたが、やっぱり♂だけでした。時期にもよると思いますが、やっぱり♀は少なくて、混ざっている感じでは無かったです。
こんばんは。
なるほどメスが少ない、またメスが見られる場所があるのですね。 蝶についてはまだまだ知らないことが多いので、とても参考になります。 ようやく遅ればせながら、「月間むし」拝見いたしました。 これからも楽しみにしています。
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clossiana at 2009-04-17 17:06
kmkurobeさん、コメントありがとう御座居ます。もう30年以上前はよく雀荘にも通っていましたし、接待マージャンもやらされていましたが、W役万の経験はありません。この画像はまさしく偶然以外の何ものでもないのですが考えてみるとW役万も役万も腕というよりは運でしょうから似ていますね。これはビギナーズラックそのものです。
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clossiana at 2009-04-17 17:23
maedaさん、コメントありがとう御座居ます。スギタニの♀を採る時にはゼフのように長竿で梢を叩いた方が案外効果はあるかもしれないですね。。下に降りている個体は殆どが♂のようですので。。ところでmaedaさんのところは確かトチノキが自生していませんからキハダ食いだと思いますが子供の頃は未だ食樹が未知でしたから結構探したのですよ。当時は九州のようにミズキかと思っていました。
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clossiana at 2009-04-17 17:31
hirokouさん、コメントありがとう御座居ます。少ないですが私の経験ではスギタニの数は多くても♀が全く見られないところと、数がそんなに多くなくても♀が混ざっているところがあります。この違いが何に由来するのかに興味を持っています。それと近くにトチノキが見当たらないところでもスギタニが見られる場合があって、これも理由がわからず興味深いです。
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