自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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蝶については、どの種であっても母蝶の産卵数は数十~三桁であると言われています。でもその中で羽化にまで辿り着けるのはほんの僅かな頭数でしかありません。つまり大部分は途中で死んでしまうのです。それにも関わらずどの図鑑に於いても「何故、死んでしまうのか?」「どんな天敵がいるのか?」などについては、ほんの僅かな記載しかありません。これでは何だか片手落ちのような感が否めません。
私は野山をほっつき歩いている際に、明らかに寄生されている幼虫や蛹を見かけた場合などは、なるべく捕獲して、中からどんな寄生昆虫が出てくるのかを確かめるようにしています。こういう断片的な記録は余り意味が無いかもしれませんが、やってみると結構、面白いので辞められません。 先日はとある公園のネムの幼木にキタキチョウの幼虫が数頭いるのに気がつきました。それで何回かシャッターを押しました。ところが10日後位に行ってみると1頭も姿が見えません。おやっ?と思ってよく見るとネムの小枝に黄色いマユが点々とついています。それで、すぐに寄生バチの仕業だとわかりました。早速、2頭も捕らえてプラスチックの容器に入れておいたところ、いつの間にか小さなハチが羽化していました。恐らくはコマユバチの仲間でしょうが、余りに美しいので、びっくりしてしまいました。 いつものことですが寄生バチの美しさに魅了されるのは良いのですが正式な名前がわからないのが情けないです。
by clossiana
| 2017-06-12 16:38
| シロチョウ科
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Comments(5)
ヒオドシチョウの寄生蜂は、ヒメヒオドシヤドリヒメバチがよく知られて
いると書かれていますが、ネット上にはどこにも写真がありません。 「Information station of Parasitoid wasps」の「チョウのなかま」には、 チョウの種類ごとに寄生蜂がリストアップされています。この程度は釈迦 に説法の範疇でしょうけど、探しているとこんなページにぶつかりました。 何せヒメバチ科だけで1.400種だそうですから、余程でないと同定も困難 でしょうね。
0
スミマセン、↓の関係でヒオドシの寄生蜂の関係記事だと疑
いもしませんでした。 削除すればよかったのかも知れませんが、自戒(効き目はあ まり・・・)の意味で残しておきますね。 ↑のコメントのページには、残念ながらキタキチョウは載っ ていません。 早とちりで失礼しました。
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clossiana at 2017-06-13 09:29
uke-enさん、コメントありがとうございます。
私の記事は多かれ少なかれ“気持ち悪い系”ですので、どの分にコメントを頂いたとしても間違っているなんてことはありませんのでご安心下さい。あっ、それから「Information station of Parasitoid wasps」についての情報、誠にありがとうございました。「この程度」と仰られていますが私は全く知りませんでした。蝶についてはアマチュアの研究者が、その生態の解明に尽力してきましたが、もともとが蝶屋ですので寄生捕食者などには詳しくなかったことや、そもそも個体数が少ないので農業害虫としての重要性が低く、従い、プロの方々が余り関与してこなかったことなどが今日の有り様を生んでいるような気がしています。そんな中で私は何かを解明しようなどと大それたことを考えている訳ではなくて、捕食者たちの美しい姿に見惚れているだけです。
体長5mmにも満たない小さな寄生蜂ですが本当に美しいですね。
お尻の上に付いている小さな玉はなんでしょう? このような昆虫が他の昆虫の幼虫の中で育ち、やがて宿主の体を抜け出して蛹化、羽化するなんて本当に驚異の世界です。 しかもさらに1次寄生者の繭に寄生する高次寄生は4次までの報告があるそうですね。びっくりです。 clossianaさんが夢中になるお気持ちがよくわかります。
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clossiana at 2017-06-13 16:19
naoggioさん、コメントありがとうございます。
寄生性捕食者の中でも寄生バチは本当に美しい姿をしていると思います。ハチの仲間だから腰がくびれているから美しく感じるのかな?ところで小さな玉には、ご指摘を頂くまで気付いていませんでした。何でしょうね?とにかく本当は肉眼ではまるで見えていない世界なんですが、こうして拡大して見ることが出来るのは有難いです。寄生者に対する寄生が4次まであるとは驚異です。そこまであるとは知りませんでした。凄いですね。この自然のからくりや、不思議さには圧倒されてしまいます。
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