自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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昨年は当覚書を作成致しませんでしたので2012〜2013シーズン及び2013〜2014シーズンの観察結果をまとめて備忘録として記しておきます。
(A)集合性 (a)2012〜2013シーズンに観察出来た越冬個体は2頭、2013〜2014シーズンに観察出来た越冬個体も2頭でした。 ○この両シーズンに観察出来た個体は全てが単独個体でした。従い単独個体の割合は100%です。 (b)この数字に昨シーズンまでの4シーズンで得られた観察結果を加えてますと。。 ○一昨シーズンまでの全観察個体頭数:83頭(単独個体:35頭、集団構成個体頭数:48頭) ○単独個体の割合=(35頭+4頭)÷(83頭+4頭)=約45% ○集団構成個体頭数=(48頭+0頭)÷(83頭+4頭)=約55% (B)越冬場所 (c)今シーズン、観察出来た4頭の越冬場所の内訳は。。 ○カシ類の緑葉の葉上:0頭 ○カシ類の一部が枯れた葉の葉上:4頭 ○カシ類の枯葉の葉上:0頭 ○カシ類の一部が枯れた葉+エカキムシの葉上:0頭 (d)この数字に昨シーズンまでに得られた観察結果を加えてみますと。。 ○一昨シーズンまでの内訳:全83頭(緑葉14頭、一部枯れ60頭、枯葉7頭、エカキムシ1頭、一部枯れ+エカキムシ1頭) ○緑葉(14頭)÷(83頭+4頭)=約16% ○一部枯れ(60頭+4頭)÷(83頭+4頭)=約74% ○枯葉(7頭+0頭)÷(83頭+4頭)=約8% ○エカキムシ(1頭+0頭)÷(83頭+4頭)=約1% ○一部枯れ+エカキムシ(1頭+0頭)÷(83頭+4頭)=約1% (C)混群 昨シーズン1例が確認出来ました。一昨年迄に観察出来た5例と合わせて合計6例となりました。 いずれもルーとムラシの混群です。 未だ観察例が少ないですから、ここに全ての観察例をまとめておきます。 ○最初の発見は(ルー×2頭とムラシ×1頭)一部枯れのアラカシ葉上、'09年11月28日 theclaさん ○その次ですが(ルー×1頭とムラシ×1頭)アラカシの枯葉上'10年12月10日 ○3番目の記録は(ルー×1頭とムラシ×1頭)一部枯れのアラカシ葉上、'10年12月28日 ○4番目の記録は(ルー×1頭と複数のムラシ)枯れた葉上’11年11月26日 himeooさん ○5番目の記録は(ルー×1頭とムラシ×1頭)落ちてきた枯葉上’11年12月13日 ○6番目の記録は(ルー×1頭とムラシ×1頭)一部枯れアラカシの葉上、12年12月13日 この6例中、ルーの好む「一部が枯れたカシ類の葉上」に形成された混群の例は3例。又ムラシの好む枯葉上に形成された混群の例も3例。ちょうど半々です。 昨シーズン及び今シーズンは観察が出来た個体数が激減しました。一昨年シーズンには17個体が確認出来たのですが、この両シーズンは各2個体だけだったのです。加えて、この観察地では2月の大雪で生息環境が一変してしまいました。 従い今後につきまして環境の変化がルーにどのような変化をもたらすのか?を合わせて観察してみたいです。
by clossiana
| 2014-04-04 22:49
| シジミチョウ科
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Comments(6)
ルーの数年前からの越冬観察から、一部枯れたアラカシ葉上での越冬がメインだとわかってきましたね。
混群の結果から見ると、ルーがムラシを誘ったのと逆のパターンとが半々ということになるのでしょうか。生態観察は興味が尽きないですね。 2月の大雪で、観察地の樹木が軒並み倒され、ルーの生存が脅かされていないかとても心配ですね。
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見つけられた場所の状況の記録をこれだけ残しておられるのが
スゴイ! 私なんかブログに書かなければ忘れてしまいますし、それを拾い 集めるのも苦になりますので、clossiana さんに触発されてその 時その時にデータ化するようにし始めました。ただ、数値化しにく いものは・・・(^^ゞ
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thecla
at 2014-04-06 21:10
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この冬は多いのではないかと期待したのですが、雪が降る前の観察個体も少なかったのが意外でした。
私は、この2シーズン、冬さぼってしまったので、来シーズンは冬の観察再開しないとと思っています。
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clossiana at 2014-04-08 22:48
twoguitarさん、コメントありがとう御座居ます。
混群につきましては依然として謎だらけです。そもそも相手の存在を確認した上で群れとなったのか?又は好みの越冬場所にたまたま、もう一種の先客がいたのか?すらわからないのです。例えば6例目は写真ではわかりにくいかもしれませんが、この葉はルーの好むアラカシの一部が枯れた葉です。でもその葉に先にいたのはムラシなんです。ですので成立条件がさっぱりわからないのです。2月の大雪は葉上で越冬するルーにとっては大打撃だったのではないかと推測しています。
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clossiana at 2014-04-08 22:49
uke-enさん、コメントありがとう御座居ます。
越冬中のルーにつきましては図鑑等に記載が殆どありませんでした。記載されていたのは大昔1950年代の観察記録だけだったのです。それで最初から見つけること自体が貴重な記録になり得ると考えていましたので克明にデータを集めました。でも全て自分だでデータを蒐集した訳ではなくブログ等で知り得た他の方々の観察記録も含まれています。観察頭数が100頭を越えたら何かに投稿しようと考えていましたが観察地が大雪で大打撃を受けてしまいがっかりです。
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clossiana at 2014-04-08 22:53
theclaさん、コメントありがとう御座居ます。
昨年末に皆さんのブログを見させて頂いていた頃は一年ぶりに個体数が増加したような印象でしたので、すごく期待して現地に乗り込んだのです。でも行ってみると越冬モードの個体は意外に少なかったのです。集団が見られそうだと言われていた場所も結局は確認出来ませんでした。この2シーズンが不作な上に例の大雪の被害が重なりましたのでがっかりしていますがtheclaさんが越冬明けの個体を複数、観察されていますので気を取り直して来期も頑張りたいです。
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