自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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この2シーズン程、ミスジチョウの生態を観察してきましたが今まではいずれも4齢〜羽化(11月〜6月)の間でした。
それで今シーズンは産卵〜3齢(6月〜11月)を見てみたいと思っていました。 そうすれば年間を通して、この蝶を観察したことになり未だおおまかではあっても取り合えずは、この蝶の生活環を掴むことが出来るからでした。 そんな訳で6月中旬頃から卵を探してみたのです。 しかし残念ながら見つかりませんでした。 でも7月になってからは若齢幼虫が3頭、相次いで見つかりました。 観察事項 ○幼虫のサイズは観察日の時点では3mm前後でした。 ○カエデの葉を手の平と考えた場合、幼虫は3頭とも、中指の先端に巣(いわゆる塔)を形成していました。 ○その巣は主脈を残して、その両側の葉をクズのようにしたものです。 ○幼虫自体は残した主脈上の先端部分に陣取っていて、その部分に執着している様子が伺えました。と言いますのは近づいてきたカメラを嫌がって一旦はクズ状の葉に移動したのですが、すぐに先端部に戻って、そこでじっと動かなくなったのです。 そこが隠れ家として自信があるといった風でした。 ミスジの母蝶は、これらの葉に何気なく卵を産付したのでしょうか? それとも吟味に吟味を重ねて、その葉を選択したのでしょうか? いずれにしても卵が産付された葉は幼虫にとってはとても重要な意味を持っています。 と言いますのは、ミスジの幼虫はこの先、来年の羽化まで、ほぼ11ヶ月もたった一枚の、この葉と付き合うことになるからです。 若齢幼虫の時は先端部に陣取っていますし越冬も、その葉上です。 年が明けてからも摂食時以外はその葉上にいますし蛹化もその葉上やその回りで行います。 たった1枚のカエデの葉がこんなにも大切なのだとは驚くばかりです。 この大切な葉が風で吹き飛ばされない様に幼虫は或る時点で糸を吐いて葉の柄の部分と小枝とをしっかりと結びつけます。 それを何時頃、行うのだろうか?その時期を特定するのが次の観察のテーマです。
by clossiana
| 2013-07-12 22:00
| タテハチョウ科
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