自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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私が毎年、観察をしている千葉の公園では例年ですと11月末に越冬ムラツの個体数がピークを向かえます。
ところが今シーズンは例年に比べて大変に個体数が少なかったのです。 確認が出来た個体数は11月22日のピーク時で15頭に過ぎず、以降は次第に数を減らしていきました。 この個体数は本格的な観察を始めた2008年以降では最小の個体数であり昨年の同時期と比べてみますと20%にも満たない数字です。 結果として個体数の変遷を表すグラフ(↓のグラフ)は地を這うような線となっています。 これといって思い当たるものは無いのですが強いて挙げるとすれば。。 ○この公園では、ほぼ毎日、管理当局によって歩道上のみならず、その周辺の落葉をブロアーを用いて掻き集め、何処かへ持ち去っていることです。 これは例年のことですが今年は特にそれを徹底して行ったことです。 そのせいかどうか今年はムラシの数も少なくて僅かに1頭、確認出来ただけでした。 ○11月に入ってからは寒い日が続きましたので幼虫の成長に影響したかもしれません。 ○今年は樹木の剪定を行わなかったせいか9月に行ってみた時には殆ど食樹のマテバシイに新葉が展開していませんでした。 これも要因の一つかもしれません。 とまぁ、当初は↑のように考えていました。 しかしその考えが全く違っていることに気付いたのです。 ○上述しましたように今年の9月にはマテバシイの新葉が少なかったのですが、そういう場合には少ない新葉に産卵が集中する傾向があります。 ところが僅かしかない筈の新葉上に幼虫や食痕、アリの姿が殆どありませんでした。 今から思えば、これが予兆だったのかもしれません。 つまり今シーズンの発生数が少ないのは初秋以前の何かが要因であった可能性を否定出来ないのです。 ○もう一つ、不可解なのはムラツ、ムラシと同様にウラギンシジミの個体数も少ないことです。 これは↑のブロアーとは何の関係がありません。 更に房総ではルーの個体数が例年に比べて大変に少ないのです。 ムラサキ3兄弟が揃って少ないとすれば何か背後で大きな要因が働いた感じがします。 そこで皆さんの観察地の様子をお聞かせ頂けませんか? 追記:実は昨年の12月6日付けの拙ブログで「ムラツが緑葉上に集団を形成する理由」を探るべく、今シーズンは「ムラツの写真を切り取って色々な葉につけてみる」という実験を行うと言明しました。しかし、今シーズンは余りに個体数が少ないので、この実験は来シーズン以降に延期させて頂くことにしました。
by clossiana
| 2012-12-15 10:42
| シジミチョウ科
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Comments(8)
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banyan10 at 2012-12-15 18:39
僕は自分ではほとんど探していないですが、今年はどこも少ないようです。
やはり気象条件などの要因ではないでしょうかね。 また数十という大集団を見たいものです。
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今年は秋になってからはムラツ、ムラシ、共にあまり見かけません。
ムラツは湘南で見たきりです。 やはり数が少ないのでしょうね。またウラギンシジミも自宅の周辺ではほとんど見かけていません。家内も今年はウラギンシジミ全然見ないねと言っておりました。 「背後で大きな要因が動いた」なんだか怖くなってきました。
ここに4回行きました。だんだん数が増えていくことを期待したのですが、全然増えていません。12/13には最大4頭(時々増減する)と2頭(ここは変わらず)。単独で葉陰にいるのを見てますが、何等かの原因で集団を形成しなかったとは考えられませんか?
港区の自然教育園では、ムラツは激減、ムラシも半分以下です。夏の異常高温が生育に影響したことは考えられませんか? ウラギンは、近所や教育園では例年より多いかなと思いました。
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clossiana at 2012-12-18 22:55
banyanさん、コメントありがとう御座居ます。
ムラツ、ムラシ、ルーが揃って少ないってことは気象条件の可能性が高いと考えられるものの、気象条件の内の何が大きな要因だったのでしょうね?↑にも書きましたが9月に殆ど卵や幼虫が見られませんでしたから、気象条件なのだとすれば9月以前の気象ってことになりそうです。生存中の個体が僅かしかいませんから越冬に成功する個体は恐らく限りなくゼロに近く、回復には時間がかかるのかもしれませんね。
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clossiana at 2012-12-18 23:02
naoggioさん、コメントありがとう御座居ます。
湘南でも数が少ないのですか。。不思議ですね。ウラギンの方も千葉の公園でも近所の公園でも房総でも例年に比べて大変に少ないです。一般論としてですが発生個体数の増減の要因としては気象条件、天敵の発生数等の関係、食樹(食草)に関わること等が考えられます。しかし今回の場合は一地域だけの現象では無さそうですから全く見当がつきません。来シーズン、今年の反動で爆発的に増えたら嬉しいですが、それも温暖化の影響がからむとすれば喜んでばかりもいられないかもしれませんね。
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clossiana at 2012-12-18 23:08
otto-Nさん、コメントありがとう御座居ます。
あの増減する集団は不思議ですね。観察は集団が散らばっていない気温が低い日や遅い時間帯に見にいくようにしていますが、或る時は0頭だったり又復活していたりします。0頭の時は周辺でも見つけられません。夏の異常高温が原因である可能性はあると思いますが、何かの理由で集団を形成しなかったとは考え難いです。もともと集団になるべくプログラムされているはずですから。。単独個体は周りに仲間がいないので、やむなく単独でいるような気がします。
ムラシ、ムラツとも今年は数が少ないですね。
ウラギンも今年は私のフィールドでは越冬個体が1個体も見つからず(例年だとこの時期には3.4個体は見つかっています)どうしたのかなと思っていましたが、他の場所でも少ないのですね。 ムラサキツバメはグラフを見ると最終的には越冬個体の数は同じ位に落ち着くのかなという気もしますが、今後どうなるんでしょう。
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clossiana at 2012-12-19 20:18
ダンダラさん、コメントありがとう御座居ます。
ダンダラさんのところでも発生数が少ないですか。。どうもこの現象は関東一帯のようですね。一体どうしたのでしょう?房総ではルーの姿も殆ど見られません。こちらは印象では例年の10%以下の感じです。ムラツのグラフですが発生数が多い年であっても少ない年であっても、年が明ける頃には似た様な生存数となります。但、今年は12月18日現在で僅か5頭しか確認出来ませんでしたので、この分だと年内に0頭となるのかもしれません。背景にどんな理由があるのか、さっぱりわかりませんが、どの種も早いうちに復活してほしいものです。
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