自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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先の拙ブログ9月18日'2011付けで私はこの蝶のこの時期の産卵場所としては「食樹の新葉の葉表、葉裏及び柄の部分」と記載致しました。
しかし、これは間違いではないものの正確ではありませんでした。 再度、公園に行ってみて調べた結果、最も多くの卵が産付されている部分は「新葉のすぐ下の成葉の葉裏」だったのです。 前回はその部分は見ていません。 それは孵化後の幼虫が食いつけない固い成葉に卵を産付する筈が無いとの思い込みがあったからです。 実際に調べてみると圧倒的に多くの卵が上記の部分に産まれていたのです。 思い込み、先入観、予見なんて本当にあてにならないものだと再々度、痛感させられました。 帰ってから図鑑で確認をしましたら、そこにはちゃんと「卵は幼虫が摂食出来ない成葉裏面に多く、古枝や新芽そのものへの産卵もある」との記載がありました。 即ち、アリとの関係です。 ○母蝶は近くにアリがいることを確認した上で産卵場所を決めているのだろうか? ○それともアリの有無には関係なく新葉の近くに卵を産んでいるのだろうか? この疑問は卵が産付されている近くには必ず新葉があり、そこにはアブラムシのコロニーがある関係で多くのアリが訪れていることから湧いたものです。 このアリとの関係はこの蝶の秋における爆発的な増加に関係がありそうですので目下のところは、この点に注視をしていきたいと考えています。 もう一つの発見は、この時期に終齢幼虫や各齢の幼虫が同時に見られたことです。そこにも多くのアリがきています。 でも撮ろうとして葉を裏返したり巣を開いたりするとアリが散ってしまい、今迄はなかなか上手に撮れませんでした。 そこで「ヒメオオの寄り道」のhimeooさんに撮り方の秘伝を聞いたのです。そしてその方法を試してみたのです。 即ち、「蟻さん、蝶さん、撮らせて下さい」と呪文?を唱えながらの撮影です。 それが功を奏したのでしょう。。今回はまんまとアリと一緒の幼虫が撮れました。 himeooさん、ありがとう御座居ました。 夕日に照らされ乍らの飛翔です。この時期に未だこれが見られるということは。。この後もしばらくは♀の産卵が続くことを意味します。 この蝶もクロコノマ同様に単純な化性ではなさそうですね。
by clossiana
| 2011-10-08 18:00
| シジミチョウ科
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Comments(4)
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himeoo27 at 2011-10-09 15:55
わたしの呪文のようなアドバイス実施して、無事「蟻と幼虫」の共生写真撮影されたとのことおめでとうございます。この呪文の先輩のⅠ先生の話を聞きに昨日は都内に出かけてきました。何時ものように難しい研究を平易に説明して頂き楽しい時を過ごすことが出来ました。
私は、まだ見ぬこの蝶の卵を、ぜひ探してみたいです。
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clossiana at 2011-10-10 08:10
himeooさん、コメントありがとう御座います。
お陰さまで蟻と幼虫の撮影が出来ました。呪文の効果は抜群のようです。himeooさんの観察地で幼虫が見られるのでしたら、この時期には必ず卵も同時に見られると思います。簡単に見つかると思いますが 私は↑の蟻との関係に興味を持っていますので卵の産付場所と蟻集団との距離を教えて頂きたいのです。宜しくお願い致します。
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clossiana at 2011-10-13 19:02
naoggioさん,コメントありがとう御座います。
アリの存在は確かに生存率を高めるのに役立っていると考えられます。でもシジミチョウの幼虫はアリとの関係が深いものが多いのに何故この種だけが爆発的に増えるのか?が問題です。この時期ですので野鳥は育雛期が終わっているとかアシナガハチの営巣活動が活発でないとか何かがあると考えられます。でも結局わからないままのような気がします。トホホ。。
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