自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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夏チャマ
いつものように、この土地の管理人とお会いすることが出来ましたので、話を聞かせて頂くと。。 「今年は採集人どころか、殆ど誰も来なかったね。。道路のあちこちにひび割れが出来たし、今でも上から石ころが落ちてくるしね。。」 「あの時は生きた心地がしなかったよ。震度6強を経験するとね、余震が5強位あってもなんてこともないね」 「この1度の違いは天と地の差だよ。。」 「この辺りの道路が直るのは、ずっと先のことだろうね、行政も今は原発にかかりっきりだから、それどころじゃないのだろうね。。」と矢継ぎ早に仰られた。 私は「とにかくご無事で何よりでしたね。。」と言うのが精一杯でした。 その方と別れた後で「採集人が来なかったのは大変結構。。でも、それにしては変だな?」と私は内心、思っていました。 何が変なのかと云えば、夏チャマの姿が殆ど見られなかったことです。 一見したところでは辺りの様子はいつもの夏とちっとも変っていないのに、かろうじて1♀を確認するのがやっとだったのです。 「この地域の発生地は近い将来には草で覆われてしまうのだろう、もうチャマと会えなくなる日がそこまで来ているのだろう。。」と考えてはいました。 しかし、すでに個体数が激減しているとは思いもしませんでした。 どんな種でも毎年、発生量は大きく変動しています。 ですから今年はたまたま少ない年だったのかもしれません。 この日に見つけた、たった一頭の♀は盛んに産卵を繰り返していました。 来年、この子孫達が飛び交うのを期待するばかりです。
by clossiana
| 2011-08-13 10:24
| セセリチョウ科
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Comments(12)
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himeoo27 at 2011-08-13 17:41
昨日、チエルノブイリの事故後の野生動物の状況を書いた本を読みました。爆発により人間の介入が無くなったことにより絶滅を危惧されるような野鳥や哺乳類等は増えているそうです。自然の復元力に期待したいヒメオオです。
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himeooさんのおっしゃるように、被害がそれほどでもなかった地域では、結果的に保護された感じで個体数が増えると良いですね。
津波に襲われた場所では心配ですけど。 今年がたまたま数が少ない年だと良いですね。
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banyan10 at 2011-08-15 15:03
昨年は信州の夏チャマを撮影しましたが、それよりも黒っぽく見えます。
春に撮影した人はそれなりの数を観察しているので、採集者が来なかったためではと思っていました。 チャマは1化と2化の中間ではないかと思っていますが、今年は春の発生が遅れて1化に近かったのではないでしょうか。
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ヘムレン
at 2011-08-15 20:27
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clossiana at 2011-08-17 21:57
himeooさん、コメントありがとう御座居ます。
チエルノブイリの場合は自然が回復して生物相が豊かになったのですね。東北も同様にもし発生地を人間が放棄すれば背丈の高い草に覆われ、やがては森林へと遷移するのでしょうが問題はこの蝶の好む発生環境が背丈の低い草原や荒れ地であることです。やはり人間が主役ですから、東北での経済活動が再び活発化して、その結果としてこの蝶が生き残れる環境が維持され続けることを願っています。
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clossiana at 2011-08-17 21:58
naoggioさん、コメントありがとう御座居ます。
この個体は産卵、吸蜜、休息を繰り返していました。産卵は春とは違って回りの草の丈が高い中で、その間に潜り込む様にして行われますから機会が多かったのにも拘らず、まともな写真は一枚も撮れませんでした。目下のところは環境自体(目に見えない放射能の影響は別にして。。)は昨年と変わっている様には見えませんでした。しかし今後については注視を続ける必要があると考えています。
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clossiana at 2011-08-17 21:59
ダンダラさん、コメントありがとう御座居ます。
福島の発生地は私の知る限りでは大部分が牧場に依存しています。しかし牧草がセシウムに汚染されている関係で肉牛の出荷がかなりの制約を受けています。この先もしこの地での酪農業が衰退すると、それはこの蝶の発生地の消失につながります。背丈の高いススキなどに覆われ、その先は森林化です。そうなると生物相は豊かになりますが、この蝶の姿は無くなります。その問題をどうすれば良いのかが課題のように思われます。
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clossiana at 2011-08-17 22:01
banyanさん、コメントありがとう御座居ます。
撮影当日は炎天下でしたので色飛びを避ける為にカメラをアンダーに設定して撮りました。黒っぽく見えるのは、そのせいかもしれません。でもp女史は設定を変えずに撮ったそうですがやはり黒っぽかったです。この夏の発生数は私には少ない様に思えましたが、もし今春の発生数が多かったのだとすれば、行った時期が多少フライング気味だった可能性も残ります。東北での今後の発生個体数の変遷は色々な要素が絡み合うのでしょうから注視が必要だと考えています。
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clossiana at 2011-08-17 22:03
ヘムレンさん、コメントありがとう御座居ます。
このところ毎年、春と夏にはチャマ詣でをしておりましたが今年は震災やその後の余震の関係で春には行けませんでした。それでいつも行っている場所がどうなってしまったのか心配だったのですが現地は一見したところでは余り大きな変化もなく一安心といったところです。但、余震、放射能汚染等。。予測不能のことが現在進行形で続いていますから注視の必要があります。ヘムレンさんも来年、撮れたら良いですね。
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grassmonblue
at 2011-08-20 17:39
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残暑お見舞い申し上げます。
といっても今日はずいぶん涼しくなりました。 気候不順の折柄、いまのうちに体調を整えておきたいものです。 どうぞお大切に。 夏チャマを拝見すると、昨年お世話になったことを思い出します。 一年はあっという間に過ぎますが、今年は大変な年になりましたね。 縦長のすばらしい広角写真を拝見して、チャマダラセセリが命をつなぐこんな素敵な環境が今後も続くこと、願わずにはいられません。
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clossiana at 2011-08-24 20:21
grassmonblueさん、コメントありがとう御座居ます。
もうあれから一年ですね。。本当にあっという間ですね。あの場所では昨年と同じようにあの方にお会いしました。 今年も精力的に見回っておられました。その方との話は↑の通りですが、やはりこの地域の方々は大変な目にあったとのことでした。 一方チャマの方はたまたまかもしれませんが一頭確認出来ただけで個体数が激減しているように思えました。心配です。
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