自己紹介
1950年生。北海道育ち。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。 こまったものだ。 現在は北海道在住。 ___________ エキサイト以外のリンク 日本道路交通情報センター あやはべる/撮影日誌 蝶の観察記録 My Favorite Butterflies of JAPAN my蝶あるばむ Hirokou's Field Notes naoggio写真日記 受身の園芸 自然散策雑記帳 四季おりおり Googleマップ 最新の記事
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このところ天候が不順でなかなか出撃出来ないところへ、更に台風接近のニュース。
嗚呼。。 それでもう一ヶ月も前に撮ったミドリヒョウモンと一緒にこの蝶の昔の思い出を載せます。 09年7月3日 福島/羽鳥湖にて撮影 98年のことですから、もう10年以上前のことです。 その年の5月23日に亡き母の49日の法要で北海道A市に帰省したのですが、その際に子供の頃にしょっちゅう出かけていた市の外れにあるA山へと向いました。未だ蝶への熱病が再発する前でしたから久々の訪問です。 ここは春ともなると子供の頃には沢山のヒメギフが見られましたので「あの、ヒメギフは未だ健在なのかな?」と思い確かめたかったのです。 もう成虫の時期は過ぎていましたのでオクエゾサイシンの葉を一枚一枚ひっくりかえしてみると、すぐに真珠色の卵塊や小さな黒い幼虫集団を見出すことが出来ました。 「なんだ、むしろ40年前より増えているのじゃないかな?」などと思わせてくれて嬉しかったのを覚えています。 その時にふと、その辺の地表を見ると何と沢山の見覚えのある幼虫達がうごめき回っているのに気がついたのです。 「あれっ?これ見たことあるな。。何の幼虫だったけな?」何の幼虫たって、それがヒョウモンの一種であることはわかっていたのですが何ヒョウモンだったかがわからず頭を巡らしたのです。でもそれを思い出すことなんかよりも目の前で繰り広げられている光景に目が奪われていました。 「一体なんなんだ、これは。。そこらじゅう幼虫だらけじゃないか!」その幼虫達は黒くて1cm位の大きさで背中にオレンジ色の筋を縦に2本持っていました。 もちろん体いっぱいに棘も持っていました。 とにかくそんな姿の幼虫達がその辺をうじゃうじゃと這い回っていたのです。 いずれにしろヒョウモンの仲間なんだから、スミレの類を食べている筈だと思い、まわりを見渡すと「おっ、ある、ある、沢山生えているじゃないか。。」 帰ってから調べてみると、あれはミドリヒョウモンの幼虫達でした。 「エッ?ミドリヒョウモンだって?それなら子供の頃に飼育したことがある筈じゃないか。。」 「いや、いや、あれを飼育といえるだろうか?」 この真相は何かといえば確かにミドリヒョウモンの飼育を試みたことはあるのです。 中学生時代かな?でも、この幼虫ときたら、とにかく足の早いこと、早いこと。。 飼おうと思っていた菓子箱から次々と脱走してしまったのです。 クジャクチョウも足が早くて苦労したのですが、それ以上だったのです。 そんな訳ですぐに飼うのを諦めてしまったのでした。 ちゃんとした飼育箱ではありませんでしたが、それが脱走の理由ではありません。 私が未だ子供で一事が万事、いい加減だったからでしょうね。 でも何はともあれ、この幼虫達の運動量はすさまじいのでした。 この理由は推測ですがスミレ類は概して株が小さいですから、きっと食べ尽くしてしまうのではないか?だから、その後は新しい株を見つけるために動き回らねばならず、その為には足は早くなければならないのではないか? ましてあんなに沢山の仲間達がいるのだとすれば、仲間より先に新しい株に到達しなければ食いっぱぐれて餓死してしまうからじゃないだろうか? それともう一つ。図鑑に依れば母蝶が直接食草に産付することはないのだそうで、その辺の色々なものに産付するのだそうです。 考えてみれば母蝶の産卵は秋だけれど、その頃にスミレってあるのかな? 仮にあったとしても、やがて冬になり枯れてしまうのだから食草に産付する意味が無いのでしょう。 一方で春に孵化した幼虫や一齢で越冬した幼虫は取りあえずスミレを探さなければならない。。 それやこれやであんなに足が早いのでは?と思ったのでした。 これは母の49日の思い出です。
by clossiana
| 2009-08-11 08:05
| 蝶の思い出
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Comments(4)
ミドリヒョウモンが沢山出る季節がくると秋を感じてしまいますね。
秋でもスミレは花はありませんが、草体そのものはあると思われます。このヒョウモンのメスの産卵は、昨年、長野県で観察しましたが、僕の見たのは全て立ち木の幹に卵を産んでいました。孵化した幼虫たちは、長い旅が必要なのですね。
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maeda
at 2009-08-12 16:33
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スミレのように丈の低い植物で、しかも幼虫の体が大きくなると、全然隠れないので、足は速くなったのではと想像しています。
確かに相当に逃げ足が速いです。
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clossiana at 2009-08-12 21:32
虫林さん、コメントありがとう御座います。私の育った北海道ではいわゆる夏眠という現象は見られませんでしたからヒョウモン類は夏休み中の花形で、よくネギの花に集まっていて、それでネットを横からすくうように振ってネギの花ごと採集していました。虫林さんの樹幹部への産卵はよく覚えています。あんなところに産まれた卵は悲劇ですよね。もう少し地上に近いところでもよさそうなものなのに。。。
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clossiana at 2009-08-12 21:39
maedaさん、コメントありがとう御座います。こちらでは今、ツマグロヒョウモンが増えているのですが、この幼虫はパンジーを食いつくしてしまい、その後、食草を求めて放浪の旅に出るようです。パンジーはスミレの仲間としては株が大きい方の部類だと思うのですが、それでも一頭で一株では間に合わないようです。先日、友人がホームセンターに追加のパンジーを買い求めに行って「今はおいていないよ。。」と店の人にいわれて途方にくれていました。
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